レストモッド!GSX-R1000⑮

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SUZUKI

井戸の処理もそろそろ終わりを迎えます。
飛び出しすぎた井戸の一部をベルトサンダーでやっつけた後に、パテで化粧します。
出来るだけ細かくベルサンを使って追い込み、パテは最小限に抑えます。
因みにこのベルサンは非常に優秀です。アマゾンさんで替刃が激安で帰るのがうれしい。

カウル自作

実は以前から気づいていて、ここに書かなかったことがあります(ようやく白状します)。
真横から写真を撮っているのに、サイドカウルの折り返しがなぜか見えています。
つまりサイドカウルは、取り付けた状態で上方向に向かって花の様に開いていると言う事なんです(現代のバイクではちょっとありえませんが)。
そのため、90度でしっかりと作っていた筈のカウルの折り返しが、真横から見た時でも見えます。
つまり正解は、90度以下の「鋭角なキツイ折り返し」が必要だったと言う事になります。
型を作る上で脱型の容易さを考えれば、通常92度ぐらいまでが実は安全圏であり、90度ぴったりでもまあまあ危険なのですが、今回はそれ以下を目指すことなります。
もう・・・分割型を作らなければいけないことは確定な訳です。

あーめんどくさい・・・やだやだ。
でも、こうしたちょっとした妥協を積み重ねが続くと、最後はとんでもなく変な物が出来るんです。
ここは妥協してはいけません。そう、最初からやり直しです。

カウル自作

大きく深いため息をついたら、今度は息を止め一気に折り返しを切断です。
ファイバーパテを使い、過去に二度やり直していいるこの部分の体積は結構大きく、金属のように固いので切断にはかなり苦労しました。
FRPも石膏をも通り越し、もはや岩石の様な硬さと重さです。
何度も試行錯誤するマスターモデルが、そのまま製品となることが無い所以です、

カウル自作

ロジカルに考える割に、発想自体は意外と自由な私です。
「古いジスペケってこうだったよなー」などと思い出しながら、適当にカットラインを引いてみます。
非効率な曲線が、どこか懐かしい雰囲気です。

カウル自作

いそいそとPP板で延長部分を作り、変更後の意匠を確認しましょう。
修正されたラインを早く確認したくてたまりません。

カウル自作

お・・・・おや??変だぞ。なんか変。
なんだこりゃ???

カウル自作

そうか!延長の後ろ部分が、元々のカウルの高さよりも高くなり、伸びるのが当然だと思っていたけれど・・・・そうじゃないんですね。
もともとサイドカウルの高さはこの位置で良かったんです。
そう、このバイク(K8)特有の、サイドカウルと斜めに並走する美しいフレームラインに気を取られ、サイドとアッパーカウルを真っ直ぐにつないでしまったのが間違いだったんです。

カウル自作

・・・って事に気が付いてしまえばもう簡単。
アッパーとの自然なつながりを考えてあげればいい訳です。
最初に書いた赤いラインに加えて、黒いラインをつけ足してやります。
型紙を取って左右対称にします。

カウル自作

さすがに手動ではもう無理な硬さなので、ここは大人しく電動ソーを使います。
電動工具はパワフルで良いのですが、切断時に大きな音が出るので夜間はちょっと無理。
微妙な調子が調節できないので、切りすぎや削りすぎが発生しがちで本当は使いたくはないのですが、寄る年波には適いません。
本当はこんな使い方はNGでしょうが、長めの歯を使う事で少しならカーブを切ることも可能です。

カウル自作

我ながら綺麗にカット出来ました。うんうん、コレコレ・・・こうでしたね確かに。
L型フレームじゃないK8のフレームに目を奪われるとは・・・我ながら不覚でした。
ぜいたくな悩みですが、現車があるが故の罠と言ったところでしょうか。

カウル自作

折り返しは車両に合わせた状態で作ります。
現車があってもこの始末ですので、パーツ毎に別々に作るだなんて無理って事がお判りだと思います。
コンプリートマシンは、ちょっとしたディテール一つの崩壊が全体を台無しにします。
全てのデザインがピタリとマッチして初めて「なんだかよくわからんけどスゴイ!!」になるのです。
しかし・・・・・この時私は「意外な伏兵」がもう一人潜んでいることに、まだ気が付いていませんでした。

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