山の頂上なのずっと平らな平原が広がると言う、幻のような草原、長野県美ヶ原に実際に行ってきました。
一度は効いたことがあり、ツーリングの目的地にする人も多いと思いますが、ようやく行ってきましたので現地はどんなところなのか?ライダー目線でレポートしたいと思います。
62号線武石峠から早速上ってゆきますが、やっぱり山の天気です。
ころころ変わってしまい、天気予報が全然当てになりません。
当日の天気予報は晴れでしたが、登れば上る程に霧が濃くなり「小雨」ぐらいになってきました。
なんだよ・・・・とつぶやきながらも根性で登ってゆくと、雲を突き抜けたのか?!絶景が待っていてくれました!!!
朝日も高くなりつつあり、軽く濡れましたが乾いてきました。
湿ったワインディングのGOALには建物と駐車場です。
どうやらバイクで行けるのはここまでの様です。
ちょっとコーヒーでも飲みながらみやげものでも眺めたい&お手洗いに行きたかったのですが、なんとここのトイレは「有料」でした(ビックリ)。
遠くを見渡すと、確かに平らな丘が永遠と広がっています。
山の頂上のはずなのになんとも不思議で、異世界っぽさがあります(笑)。
遠くに見える山小屋には、予約すれば宿泊可能だと見た記憶があります。
しかし、それよりなにより私の心を奪ったのは、駐車場から当たり前の様に見えているこの光景です。
こ・・・これって雲海?!ってやつか??
感動です。。。。。。
雲はまるで生き物の様に形を変えながら、ユラユラとコチラに迫って来ては消えてゆきます。
約20分ほどでしょうか?その場から動けず、言葉を失いました。
「はっ!そうか。これをみんなは見に来るんだ」と気が付いたのは、ずいぶん経ってからです。
遠くに見えるのが何の山だとか、詳しい事は知らないんですが、とにかく衝撃的な光景でした。
朝イチだと言うのに完全に満足してしまい「家に帰ろう」と思ったほどです(笑)。
我に返った私は、平原と言えどそこそこ高くなっている岡の頂上を目指します。
ライディングシューズを履いたままでも、十分に登れる緩い遊歩道になっていました。
途中で振り返るとまた雲海が・・・・。
今度は雲が流れを変えて、丘まで乗り越えてきそうな勢いです。
このまま飲み込まれてしまったら、この辺一帯は濃霧って事になるんだろうか?などと考えていました。
牛伏山って言うんですね。なんかそのまんま感じの石像がある頂上らしきところに到着しました。
建物からちょうど15分ぐらいでしたが、高い所でもないので眺めが変わる事はありません。
特にのぼる事でスゴイ眺めになるわけじゃないので、駐車場からかぶりつきで見てた方が面白かったかもしれません。
牛伏山を駆け足で降りたら、平原をどこまでいけるか言ってみたくなりました。
美しの塔って言う石で出来た塔まで来ましたが、景色があまり変わらないのでこの辺にしておきましょう。
でもすごかったなあ・・・大満足です。
帰りはビーナスラインを下ってくるわけですが、ここは本当に良い道路で、轍もなければ道幅も広く、ゆったりとした高速カーブが右に左に繰り返し訪れるので、すごく気持ちいです。
また別な機会に、じっくりご紹介します。
近所にある美ヶ原高原美術館はお手洗いも無料だし、軽食も売ってるので休憩するにはピッタリです。
美ヶ原の方はハイカーの為の施設で結構ガチ。
美術館はドライブする観光客向けってところでしょうか(ジュースは高いけど)。
バイクも沢山いるので、この辺はツーリングする人も多いと思います。
長野は走りがいのある道路と、整備された楽しい山林を満喫できるので大好きです!
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