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塗装の前には、それ用にマスキングシートを作らなきゃいけません

ちょ・・・・毎回作ってんのっ?!

そだよ?図案が無ければ作るしかないさ。

ひょえー!!
塗装する前に、マスキング素材の作成が必要です。
私はSTiKAを使っていますので、付属のCutStudioと言うソフトを使います。
使いずらく低機能なんですが、最低限の機能とPhotoshopを合わせて使います。
マスキングシートを使った塗装
マスキングシートをデザインする

適当な画像を取り込んで。自動的に輪郭をキャプチャできる便利なソフトです。
ベクターラインを使い、補修して仕上げますが、イラストレーター経験者であれば問題なく使えます。

カワサキのロゴも縮尺やサイズ、縦横比も微妙に変えられますので、ピッタリのサイズを作れます。
PhotoShopでハイキーな色へ変換し、輪郭をはっきりさせてから取り込むと、CutStudioの輪郭抽出が比較的うまくゆくので、手間が減ります。
なので、原画はある程度大きいものを用意します。
デザインを切り出す

STiKAはカッティングシートを切る機械ですが、カッティングシートは厚みが在り、その高低差を埋められるだけのクリア層が必要で、塗装でごまかすには、かえって大変な作業です。
今回はロゴも塗装するので、このシート状のマスキングシートを使います。

マスキングシートをカットし、図案をセットしたらカッティングを開始します。
STiKAは安価な分、カットスピードはとても遅いので、のんびりお茶でも入れながら待ちましょう。

カッティングが終わったら終わったで大変です。
光にかざさないと分からない程の薄い切れ込みを見つけ、そのほかの部分に傷がつかない様、最新の注意を払いつつピンセットで不要部分を取り除きます。
なかなか根気のいる作業です。

シートをカットし、それぞれの準備を済ませたら、張り込みの準備です。
張り込みやすい形にカットしておき、同サイズのリタックシートを用意して転写しておきます。

リタックをセットできれば、いよいよマスキングシートをカウルに配置しましょう。
マスキングシートを使って塗装する

ウレタン2液塗装で出るミストは有害です。
塗装時は十分に喚気し、マスク等を活用しながらしっかり防御しましょう。
3Mの塗装マスクのカートリッジは3カ月も使うと、もうダメになります。
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ガンメタリックを調色して、サイドカウルにグラデーション塗装します。
焦らず何度も塗り重ね、ボケ際を調整します。ガンを離しすぎると、塗料が散ってしまい、諧調が上手く出ませんので、ある程度近距離から素早く動かしながら吹き付けることが必要です。

イメージ通り今く仕上がりました。
もし失敗しても、逆サイドからエボニーを吹けばリカバリーは出来ます。
エボニーを研いで艶消しになっているので、諧調を掴みにくく難しい作業です。
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ガンメタは薄く塗ってあるので、十分に換装させた後で、完成したマスキングシートを載せてゆきます(マスキングシート は強粘着だから注意!)。
見切りのラインを引いたら配置して、左右対称に張ってゆきます。
貼り付け後は細めのシルバーをサッと吹きます。

ハニカムシートは2分割して途中でつなぎます。
不要部分を断ちばさみで落としてから、際をマスキングテープで押さえます。
そのほかの部分には養生シートを上手く使って、効率的にマスキングしましょう。

はい完成。下地に1カ月、マスキングに30分掛かっても、塗装は1分で終わります(悲しい)。
ハニカムは晴れの日には派手に見えますが、日の当たらない場所では、あまり目立ちません。
細目のシルバーをは、太陽の下でこそ目立つでしょう。狙い通りです。
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サイドカウルにはロゴとラインを引きましょう。
全体の装飾をシンプルにしたので、ラインは予定よりも太くしてアイコン化します。
あまり小技が積み重なると、結果ゴチャギチャしてきてしまい「中二病」臭くなるから注意です。
こんなに苦労して、痛車っぽくなるのはなんとしても避けたいところです。
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内なるカワサ菌(中二病ウイルス)と闘いながら、何とか大人テイスト?で完成しました。
この後は実車への装着によるライン引きです。
2Dで書くには簡単ですが、3Dで真っ直ぐに見せるのは超絶難しい作業です。

塗装は基本的に一色載せたらクリア塗装です。
色々やっているうちに「コツン」とぶつけてもNG!マスキングテープを勢いよく剥がそうとしたらエッジから「ペリペリ・・」なーんてこともあるからです。
クリアを吹くことによって、こういった被害を押さえつつ作業に集中できます。

保護クリア層をたっぷり塗っておきます。
保護層に関してはあんまりブツなどに神経質にならずに、どんどん行きます。
「塗装ってそんなに面倒くさいの?!」と思ったそこのあなた!その通りですよ!。
お金払ってやって誰かにもらった方が「断然お得」です。
自分で塗装するなんて、よっぽどの理由が無ければお勧めしません(私にはある)。
ロゴを塗装で作る
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カワサキロゴも塗装しましたが、保護クリア層だけでも殆ど段差が分からなくなります。
これは、良くも悪くもカワサキロゴのホワイトの塗料がクリア層に溶かされ、馴染んで行くことに起因しています。
Stikaでカッティングシートを作らず、マスキングシートを切って塗装する理由はここにあります。
仕上がりが全く違ってきます。
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あと二回塗れば完全に境界が分からなくなるでしょう。
ステッカーは簡単ですが、何度塗っても、ずーっと段差が残ったままです。
これらは水転写のグラフィックシートを使ったカラフルなヘルメットや、バイクのガソリンタンクなどでも確認できます。
- 細かい図案は、マススキングシートの準備が必要
- シートは強粘着で非常に扱いずらい
- 塗装後は指触乾燥できるまでのインターバルを置いて剥離する事
- クリアで保護を掛け、あと工程での事故を防ぐ
さてさていかがでしたか。
準備が9割!作業は1割!w ステッカーとの違いは段差ぐらいしかありませんが、それだけ色の自由度は増しますし、第一綺麗に仕上がりますので、苦労もひとしおです。
あなたも塗装に挑戦してみませんか?