GSX-R1300 Hayabusa RestMod④

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SUZUKI
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Hayabusa T・O・T Racer’s

さてこのでかいスクーターをどうにかしてみようと、重い腰を上げてみます。
まずは車高を調整して、シャキッとさせようじゃありませんか。

ストックのフレーム画像を頼りに、本来の車高に戻してみます。
それだけで、このバイクは大きく運動性能を取り戻すはずです。
うむ。全然違うぞ。
最初からこっちで書けばよかった(笑)。

ハンドルの位置もアップハンドルから、純正のセパハンに戻してみます。
各カスタムパーツも大きくズレない様にスケーリングして、慎重に再配置です。
正確なCGを起こすことで、実車両を作る際の決定的なモチベーションを得る事もありますが、今回はその逆が発生してしまいました💦。
シートレールのアンダーパイプは、どうやっても飛び出してしまう事が分かったからです。
逆に言うと、やたらと大きくて、リアタイヤにも深く覆い被さった純正シートデザインの理由はココにあるんだろうと思いました。
きっと時速300kmを「誰でも気軽に出せる」様にする為には、必要な処理だったのでしょうが、そもそも私には必要ないだけでなく、今回はそれが私を苦しめます。

紆余曲折がありましたが、何事もまずはやり切ってからの評価です。
一先ず、ガラリと印象が変化した矛盾の無い実写版CGが完成しました。
これならデカイGSX-R1000で通りそうだし、私の好みにも合う。
もう大きなスクーターには見えませんね。

全体は、純正と同じく、弧を描く尻下がりのデザインを踏襲します。
しかし、シートデザインは大きく刷新されており、純正から2周りは小さくなっています。
タンクカウルは今回のライン造りには、必須となりそうです。

1300ccのエンジンから常に排出される熱はきっと半端じゃなく、ライダーを襲うでしょう。
なので、ハーフカウルとはいえ、ラジエーターを通る空気のコントロールは諦めません。
TOTレーサーの雰囲気は残しつつ、冷却ホースのレイアウトまでも上手く活用した、ハーフカウルデザインとしました。

シートレールの隠ぺいは諦め、素直にアンダートレイを作る事で解決します。
艶消しの黒で塗り分け、視覚的に小さく見せる工夫も必要です。
元々のカウルデザインが白(パール系)ベースなので、ハイキ―なコントラストを利用します。

視覚的塗り分け効果はここでも活躍します。
シートの下にまで潜り伸びているガソリンタンクの下部分を隠すことが出来ないなら、いっそのこと塗ってしまえという訳です。
サイドカウルのカットラインと合わせて「切り替えしっぽく塗る」ので、あたかもそこに無いように見せる事が可能になります。
これらは使いどころが難しいのですが、時々奥の手として使っています。

そのままTeams Classic SUZUKIをコピーして宣伝しても、私には何の対価も得られないので、ここはアレンジを施します。
トーンだけ拝借して、後はそれっぽい感じにアレンジしてみたと言う訳です。
ヨシムラのロゴは、赤が刺し色であることに救われました。
隼の漢字ロゴはそんなに大きくせず、獲物めがけて急降下する隼をバックに、このバイクがGSXーRの系譜上に存在している点を強調する小さなロゴも配置です。

アッパーサイドの面構成はプレーンにしつつも、ナックルは膨らませた後に落ち込ませて緩急を作り、それに続くサイドの大きくてフラットな面が未来っぽく見えます。
ノーマル形状には無い、正面から見た時の大きなくびれを作って、違いをアピールしたいところですが、一旦レーサーライクな妄想はここで終了です。
何故なら、カウルスワップの可能性を限界まで試したわけでは無いからです。

レーサーライクに逃げるのは、デザインを考える上ではとても簡単で、安易な選択肢です。
何故なら「正解」がある程度決まっており、突き詰めると皆同じデザインにしかならなないため、どこで辞めるか?でデザインが決まると言うシンプルさがあるからです。
これでは、オートバイデザインに挑戦した事にはならないと私は考えます。
簡単すぎて面白くありません。

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