GSX-R1300 Hayabusa RestMod⑥

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SUZUKI
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灯台下暗し

手詰まり感を感じる中、ふと思い出したことがあります。
以前書いたスケッチの中に、カウルが大きすぎて・・・・と言うか、車両の方が小さすぎて没になったものが一つだけあったのを急に思い出しました。
それはGSX-R1000 K9ーL6をベースに、GSX-R1100 GV73A前期のアッパーに、GSX-R750RR(RK)のシートを合体させた、カフェレーサーです。

色々メチャクチャ

当時はGSX-R1000K9-L6題材に何か作れないか?と、GSX系やKATANAなど、トライ&エラーを繰り返した時期でしたが、その過程で生まれていた産物です。
白状するとじつはこれ・・・・各パーツのスケーリングがメチャクチャで、前も後ろも存在しないサイズなんですが、そこは”PhotoShopマジック”でバランスを整えてしまったと言う訳。
実物のアッパーはかなり大きくて幅も広く、脇がガバガバ。
実物のシートはかなり大きい上に長く、こっちもガバガバ。
セパハンを限界以上に下げて描いているの、ハンドルすら切れません。
車高も下げているので、ちゃんと曲がらないでしょうね。
それを自分は知っているので、描く前からボツと知ってて描いたんですが、これの現実のサイズを分かっていたからこそ、今回思い出したのかもしれません。

今度こそ行けるんじゃ?と。

前回のデータを保存していないことが分かり、がっかりしたままイチから描き起こす事4時間半。
おお?・・・行けるか!行けるのか?
もはや、アンダーなど要らない気がします。いや、こんなもん絶対要らんな。
カッコいいチタン製フルエキでも盛大に見せびらかしてやりたいですね。
でもまあ・・・一応描いておこう。
あ、でも長い舟形のアンダーは車両を長く見せる為の物。
そもそも長いこの車両を、これ以上長く見せる必要は、全くありません。

My Dear….

平和な顔した前期型

ご存知ない方の為に。
1989年式のGSX-R1100(GV73A)には、前期モデルのA/K型と、後期モデルのM/N型の二種類が存在します。前期型と後期型でどちらも型番がGV73Aと変わらない為、ヤフオクなどで出品者の説明文を信じてパーツを漁っていると、悪意なく地雷を踏むことになります。
カウルもサイドカウルがそっくりすぎて見分けがつかないので、目利き泣かせのバイクです。
どちらもHayabusaの直系のご先祖様に当たるバイクになっており、前期型は大きなオメメの2眼ヘッドライトと、丸いエアアウトレットが特徴でヌメヌメしており曲線的。
立ち気味のスクリーンが、いかにもツーリングバイクっぽいですが、戦闘力は高めでした。

ロボットっぽい後期型

油冷エンジン最後となったこのGSXーR1100は後に「ラストモンスター」と呼ばれることになり、一時プレミア価格になるなど、有名になったので知っている人も多い筈です。
レンズケースの中に小型のライトを二つ詰めた形をしていますが、プロジェクターではなく普通にハロゲン球を使用する形です。

懐かしのRGV-Γ250

因みに、これがRGV-Γ(ガンマ)です。
ラストモンスターがダイエットしてシュッとした感じがGoodで、ツンと跳ね上がった左右2本出しの細長いサイレンサー(2スト)が妙にカッコよかったバイクです。
そうそう、これのネイキッドモデルのWOLFなんてのもありました。
GSX-R250RのネイキッドはCOBRA・・・どうしちゃったんでしょうね、SUZUKIさん(笑)。

ほぼレーサーだった最後のGSX-R400R

このデザインは、後に、GSXーR400R(GK76A)にも採用されて行きましたが、そのカウルデザインからくる”極端なレーサーポジション”がとんでも無く無慈悲でした。
実際に買って乗りましたが、本当に手首の骨にひびが入るかと思う程のキツさで、ステップも純正状態で膝が死にそうになるくらいのバックステップなので、ほぼ修行です。


SP車両は、シート高も最初から異常に高い位置に設定されており、体格には恵まれていた私が、初めて「つま先立ち」になったのを今でもハッキリと覚えています。
これでツーリングなんて・・・・ちょっと考えられないほどのバイクでしたが、その分スタイルは最高の一言です。
馬力規制とともに去ったレーシングレプリカブームの最後を飾り、1995年モデルを最後にGSX-R400Rは舞台から姿を消しました。

しかしこのGSX-R400R。
シートカウルは今考えても車格に対して異常に大きな(長い)もので、GSX-R750RKのようなメリハリのある曲線を用いたダイナマイトボディを、そのまま角型にしたような形で、ダントツでカッコよかった。
このバイクはテールレンズもデュアルになっており、とにかくこの車両は、他のGSX-Rの物とは一線を画しているのが特徴です。

冷静に見れば、前が250ccで、後ろが750ccかのようなアンバランスなサイズですね。
ま、念のためもう一回言っときますが、一般道では乗れたもんじゃなかったバイクです。
人生で唯一、私に対してぜんぜん優しくなかったSUZUKIのバイクでした。

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