GSX-R1300 Hayabusa RestMod⑯

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タンクパッド作成

紙粘土は神粘土。クレイなんてド素人にゃ必要ありません。
適当に造形出来たら、追い込まずに中止し、一晩ぐらい寝かせると硬くなります。

Youtube動画を信じ込んで、プロの道具を一式買い込んで真似てみるのもいいですけどね。
それだいたい間違ってますよ(笑)。だから上手く行かないの。
YouTubeを見たり、AIに聞く前に、レース屋さんに直接行って、ビール1case渡して、話を聞いた方が100倍速いのに、今の人はなんで動きませんかね。
イノベーションとは物理的移動距離に比例して起こります。
あ、でも私はお酒飲めないので、甘い物にしてください。

紙粘土はとても繊細なので、赤ちゃんのお尻を拭くような気分で、優しくペーパーを掛けます。
ソリソリと白い粉がバイクに降りかかりますので、掃除機を稼働させながら。
柔らかすぎて、削れなくてもいい所まで削れるので、6割程度でやめた方が良いです。
痩せているところに、追い粘土もしなくてOK。どうせ後でパテ盛りますから。
表面の粉を丁寧に取り除いたら、上からベタベタとアルミテープを貼ってゆきます。
激コスパ!道具不要で手で真っ直ぐ切れて怪我しない!!このデンカのアルミテープさえあれば、もはや離型勢など不要なのです。

デンカのアルミテープはこのように仕切りとしても使えます。
養生が済んだら普通に黒ゲルコートをしてから、FRPを築層です。
どうせ捨て型なのでべたついてもOK!ノンパラのままGoです。
もう何でもアリな万能テープなので、これホムセンで見かけたら大人買いします。
一個500円位で買えるのに、50cmで25m巻とかありえないコスパです。

硬化具合を見定めてから車両から剥ぎ取ります。
紙粘土の上から貼ったアルミテープ部分が根こそぎ取れてきました。
あまった養生テープと硬化した紙粘土はパテヘラやステンレスのコテなどを武器に落とします。

捨て型

捨て型の硬化をを確認したら、バリを綺麗に落とします。
ベルサンで粉だらけになるくらいなら、レシプロソーで一発で決めた方が汚れません。
挽き回し刃なら更に楽々ですので、もはや一家に一台です。

チャチャっと2分でバリを取ったら、5分でアルミテープをペタペタ。
これは一回脱型したあとなので一部テープが破けてますが、隙間なくテープを貼り付けます。
逆にヘラを突っ込んでゴリゴリしても、この程度しか破けないアルミテープの方が凄いって話。

ようやく生まれたマスターモデル一歩手前くん。
完全硬化する前に、またまた超強力アルミテープにて本体にガッチリと固定。
こうすることで反りや歪みを抑えることが出来、ガソリンタンクにピッタリな形のまま完全硬化してくれます(一昼夜放置を推奨)。

マスター一歩手前くんにパテを盛りつけ、マスターモデルへと進化させましょう。
左右のタンクラインのエッジが若干波打ってますが、ここから勝負です。
時々スケールを当てながら、人間の目以外の物でも測り追い込みます。
ラクーダパテは厚く盛れて簡単に遂げる上に、3kg入りが鬼コスパなので愛用してます。

出来ました~!!何度も盛っては砥ぎを繰り返し、マスターが完成です。
意外と黄色でパテだらけなのは、私が途中で考えを変え、形状を大きく変えたからです(笑)。
よりはっきり、寧ろ”わざとらしく”変わったことが分かるように形を整えることで、タンクカバーを少し強調するような形状へと変更しました。
チン部分の膨らみとエグリを両方消して、全体的にフラットになる様に埋める方向で変更。
その代わり、プレスラインは予定よりも尖らせてあります。
この二つの変更によって、華奢に見えたタンクカバーにゴロっとした塊感が出てきました。

裏から見た写真です。
ハンドメイドで三次元の物を、左右対称に作る事の難しさが一体どれほどのものか・・・・・・きっと皆さんには伝わらないでしょうけど、自分をほめてやりたい。よっ!巨匠!偉いぞ自分!。
形状を変更するなら、捨て型要らないのでは?と思う人も居るでしょうが、そうではありません。
捨て型の裏側のタンク側は、何があっても絶対変わらない形状なので、これは必要なんです。
タンクカバーの裏側は、パラフィン入りの樹脂を後から筆塗りしてツルツルにしておきます。
硬化した後にデコボコの硬い樹脂表面をペーパーで荒く砥いで平滑にします。
こうすることでよりタンク本体への密着度が増し、一体感が出ます。
何処まで行っても三次元で、手仕事100%なのがタンクカバーです。
はーツカレタ。

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