ワンオフサイドカウルのマスターモデルが完成しました。
自分で言うのもなんですが、完璧です。モノとして完璧な精度で出来ています!
素人がここまで完璧な物を作っちゃ、プロも困るでしょうにw。
このまま車両に取り付けて完成!と言いたいところですが、このマスターモデルはディテールを徹底的に煮詰める為に、ありとあらゆるところにファイバーパテがガッツリと盛ってあり、その上さらにポリパテで化粧されているので、石の様に重いのです。
これを元にFRP型を作成し、型抜き後に更にその型を使ってFRP成型すると言う地獄の様な工程が待っています。
・・・・・なんか書いているだけで吐き気がしてきました。
辛い現実から逃避するためにも(笑)、ちょっとここで中休み。
今回のレストモッドで投入した大物パーツの紹介です。
まずは中国からの輸入に2カ月もかかった、ACTIVEのサポートキャリパー(そっちかい)です。
コロナの影響か、バイクのパーツは軒並み廃盤や納期未定に追い込まれています。
パーツの生産拠点が海外に移っており、サプライチェーンに影響されているようです。
ブレーキホースの下品なアルマイトレッドのコーディネートは、ダサさを追求した結果です。
サンスターのプレミアムレーシングディスク+レッドピンです。
赤のアルマイトは紫外線に弱く、退色しやすいので嫌いなんですが、今回はYOSHIMURAカラーなので仕方ありません。
フォークボトムもシルバーにお色直ししてシャキッとさせます。
スズンボが何とも安っぽくて哀愁を漂わせますが・・・・これでもロゴは一回削ってから鬼マスキングして、綺麗にウレタン塗装してありますので綺麗なんですよ。
ここでも昭和カスタムをアピールしたくて、ブレーキホース周りに、わざとブルーとレッドアルマイトのバンジョーを使っています。ダッサイw
ハンドルはハリケーンの角度が0のジュラルミンセパハンを採用です。
これによって劇的に手首への負担が減りますので、オジサンにも安心です。
グリップもグリップエンドも新しくして、気持ちよく乗ってもらいましょう。
フレームカバーは市販されている物の中でもフルカバーに近いクレバーウルフのものです。
品質は折り紙付きでピタっとフィットします(少々高いけど)。
サイドカウルで、今見えてしまってるフレームは上手く隠れるようにしてあります。
サイレンサーは、コンプリートカー御用達のナイトロレーシング製グレネードチタンV3です。
チタンポリッシュにヒートグラデーション加工追加のフルコース物です(すでに廃盤)。
それに加え、アクラポビッチのチタンパイプを溶接加工して取り付けると言う、究極の贅沢。
マフラーはバイクの顔と言っても間違いは無いので、角度や長さには大いに拘りました。
ホイ―ル何気に、イタリアのOZレーシングGASS RS-Aアルマイトブラックを奢っています。
車両を押し引きしただけで体感できる軽さ!スタンドUP状態でホイールを回せはいつまでもいつまでもクルクルと回り続ける抵抗の無さ!やっぱりいいものはいいですね。
それに合わせ、前後のチェーンもスプロケットも名門サンスターで全て統一した上、520コンバート化しましたので、更に軽くなっています。
足回りは完璧ですが・・・・この写真を持て、どうも格好悪い?大丈夫か?と思いませんか。
そう!これはスマホ写真のせいで、実際の車両はとんでもないオーラを放っています。
サイドスタンドで車両が反りかえってしまい角度が付いてしまった上、それにスマホの広角カメラが輪を掛けて両端を歪めているので、実際の車両とは全く違う「伸びた写真」になってしまいます。
実際に車両購入の際、現車確認に来てくれた方が一発で気に入ってくれる背景には、実はこうしたギャップ萌えがあるのかもしれません。
何にせよ、狭いガレージ内での撮影は困難を極めます。
解決する方法の一つとしては、このようにズームレンズを使ってレンズ歪みを出来るだけ押さえ、リアスタンドで正立させることで歪みを取る方法があります。
これだとカウルや車両の正確な形が伝わりやすいです(それでもまだまだ両端が歪んでいますが)。
最後に、出来るだけ歪みの無くなった実際の写真(上記)をベースに、当初考えていたGSX-R750 YOSHIMURAのカラーリングを重ねてみます。
配置は適当なので、実際に塗装する際にはもっとグラフィックの繋がりを意識して緻密に行いますが、まあ大まかなイメージを掴む意味で雑に書いてます(フロントフェンダーは制作遅延中なのでまだ)。
各部に奢ったカスタムパーツの選択に間違いが無かったこと、カウルの形状修正や追加工がきちんとデザインとして機能していることが、これで確認できました。
かなりの精度で、当初作ったCGを実車化出来そうですので、このまま続行します。
さあ、当初Photoshopで素材から描いたCGと、現車写真を元にした完成予想を比べてみましょう。
無理に顎下がりにしたせいで、ハンドルすら切れない位置についていたカウルは正常な位置に戻され、その変更による雰囲気の崩れを、サイドカウルをReデザインによって取り戻していることがよくわかります。
次は難関。純正キーでカバー脱着可能なリアシートを作成します。