NeoCafeRacer Concept②

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カフェレーサー

今回ドナーとして購入したのは、KDCカウルサービスの販売するレースカウルです。
元々はSUZUKIのバンディッドリミテッド用のアッパーカウルを、穴埋めしてレース用汎用カウルとして売っている物です。

カフェレーサー

当然バンディッド用のスクリーンがマッチするので、パーツの供給的にも安心です。
BANDIT250 [バンディット] LTD 、同BANDIT400 [バンディット] LTD 共通の様ですね。

カフェレーサー

製品をよく見てゆきましょう。
まあるい部分はとことん丸く(笑)、その真ん丸に対して色々くっ付けたような面構成です。

カフェレーサー

それが証拠に、スクリーンの取り付け代の部分と、球体部分のつながりが少々不自然な事に気が付きます。
白ゲルなら気が付かなかったのですが、黒ゲルだとその辺が丸わかりです。
意外とカウル全体が前のめりに傾斜角度がキツく取ってあることや、スクリーンの後端のミミ部分も強度がなくてペラペラです。

カフェレーサー

真横から見てみましょう。
ハンドルクリアランスのエグリが強烈な個性を放っていますね。
ここを楕円に丸く切り取るの方が王道ですし、クラシックな雰囲気を感じますが、敢えて変化を付けて来たなあ・・・と言う感じです。
クラシカルに大きく余裕を持ってハンドルを逃げるのであれば、相当にスペースが空いてしまうのでカウル自体の強度も下がることになり、見る人にもキャシャな印象を与えます。
まあそのキャシャな感じこそがカフェレーサーっぽい雰囲気を醸し出すこともあります。
それをこのようにアレンジする事で、ハンドルを切った逃げのピークのみ干渉を避け、それ以外の部分は補強に回すことが出来るという訳です。
なかなか考えられた形だなと感心しました。

カフェレーサー


又、デザイン的には曲線で構成されまくっているこのカウルに、この直線的なラインを混ぜることで、スピード感を出すことも狙っているんだと思います。
それが証拠に正面から見ると、完全な球体に対して真っ直ぐ切らずに、鋭角にえぐられている部分のみが、ナックルガードの様に少しだけ膨らんでいることも分かります。

カフェレーサー

正面の球体部分のセンターは、ほぼカウルの中心のようです。
綺麗な歪みの無いこのような円形を、フリーハンドで面出しするなど不可能ですので、すでに完成していることはありがたいのですが、実は私、ちょっと違う視点で見ています。

カフェレーサー

普通はヘッドライトがこのような大きさと方向で収まる筈です。
多くのバンデッドユーザーがそうする事でしょうが、私の感覚だとこれは「クラシック」であり、全然「ネオ」じゃありません。
※学術的な根拠の無い事を感覚で書いています。悪しからず。

カフェレーサー

私の理想は、ヘッドライトの中心が少し下にオフセットされて、ライトハウジングに対してカウルが覆いかぶさっている状態です。

カフェレーサー

もっと言えば、敢えてこの理想の球体を壊して、キャラクターラインも入れてみたいと思っています。
そのためにはもう少し前方にライト位置があっても良く、カウルは微かに前に突き出ていても構いません。
これらをまず頭で完全に理解し、それをどう検証するかを考えてみたいと思います。

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