GSX-R750 GR71 を彩る様々なステッカーがありますが、これをこのままは採用は出来ません。
別記事にも書いたように、サイドカウルも違えばタンクの形も長さも違います。
そもそもバイクが違う訳なので、グラフィックをそのまま重ねて切り抜いただけではうまくマッチしないのです。
オリジナルとは似ても似つきませんが、これを事雰囲気で寄せて行ってます。
フロントサイドは短くなった為、多少柄が混雑していますが、その代わりオリジナルのGR71に比べ、アッパーが前方に少しオフセットしてあるので、バランスが良い事がよくわかります。
リアは思い切って、派手にGSXの文字を抜き文字で表現しました。
間違っても750にしちゃいけませんw。
アッパーカウルのストライプには今回意外に苦労した点です。
そもそもオリジナルのナックル形状を変えてしまった為、こんなところにもデザイン上の矛盾が表れてしまったという訳です。
何度かフリーハンドで描いてみましたが・・・・・どーもしっくりきません。
仕方がないので、実機のカウルで下書きを始めました。
平面で上手く行っても、立体では上手く行かなかったり、その逆だったり・・・・奥が深いです。
特徴的なこのギザギザが下に行くほど長くなってもいいし、このようにあるラインで揃っていてもいい。。。。。ううーんどっちが正解か分からない。
アレンジしたい欲にも駆られましたが、ぐっとこらえてここはオリジナルの後者にしました。
しかし、それでも違うのは帯の幅です。
ここはカウルがワイドになった分、少し太くなるのが早くなっており、奥へ行くほどに細くなります。
写真をカメラで撮影したらPCに取り込み、更にその画像をカットスタジオ上に読み込んでトレーシングします。
ベクターラインを使えるので、アドビイラストレーターやCADの経験がある人なら楽勝です。
出来るだけシンプルなラインでどんどん書いてゆきます。
そんなに複雑じゃないのでこれはまだ楽な方です。
ほかのロゴはひどい事になってます(笑)。
でもここで手を抜く訳にはいかないので、気合で通します。
なんだかんだで、結構頑張ったのに2日もかかりました。
何とかやり切って、カッティングプロッターでじっくりとカットします。
刃の出方やスピードの調整を失敗すると、これまた失敗してしまうからです。
カットが終わったシートは慎重に抜きつつ、ちぎれそうな所や、転写に耐えられなさそうな部分を補強しておきます。
最後に全てのマスキングシートをリタックに転写し、塗装の準備は完了です。
お次は、現車を使ったレイアウトです。