リバースエンジニアリング5:シングルシートカバー

二度目なので今回は低温遅行で樹脂を硬化させ、極力収差を抑えたまっ償い他を作りました。
最初からこうしてればよかったって話は無しで。。

うっすらと透けて見える引っかけパーツを固定し、その頭をFRPの上からなぞっておきます。

天板は少し大きめに作りましたのでこの後カットします。
引っかけパーツの位置がほんの少しズレるだけで、この辺のサイズ感は変わってしまいます。
JUSTで作れるかどうか難しい所。

引っかけパーツはテンション掛けた状態を作り出し、完全固定します。
固定するアルミテープの使い方にもひと工夫です。

今回はサイドを最後に作るので空いてます。
ここから手を入れて固定します。

色々位置を考察した所、ほんの少しまたズレました。
中々難しい。

ただ今回は、天板が恐ろしく真っ直ぐな事だけが救いです。
軽さと強度の点で言うと、やはり3プライぐらいがカウルはベストです。
リバースエンジニアリング6:シングルシートカバー

両サイドの繋がり部分のカーブラインもどうするかまだ考え中。
少し角度を寝かせてしまいたくなりますが、それではクラシックなフォルムが崩れてしまいます。
もう少し悩もう。

繋がり部分は両方作って、サイドは完全に最後にします。
角をかなり丸める為に削りが多く入る為、穴が開きやすいからです。
その為、わざと天板の両サイドを寸足らずに作ってきました。
ここは削りに耐え、強度も持てるファイバーパテで行く予定です。

段付シートの方に、少し天板の余りが乗っかっているので一見反っているように見えますが、実際の天板は決して反ってません。
改めて見ても、クラシックでいい形です。

引っかけパーツを少し削って滑らかになる様に削りました。
完全にオリジナルである必要はない。

富士山みたいにカットしましたが、高さは天板一枚分ぐらいのギャップしかありません。
狙い通り!OKです。

ガッチリ固定でき、強度を保てるように、筋彫りもするという念の入れようです。
軽くて強い、カチリ!ピタリ!と気持ちよく嵌るシングシートカバーを作ります。
正確な位置に固定し、且つ強固でなくては、剛性感の高い純正品の様なシングルシートカバーは作ることが出来ません。