CBR1000RR CB1100Rカスタム㊿+4

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車検対応修正

当初はシートカウルの中に潜り込んだようなテールライトでしたが、メンテナンスを受ける予定のSHOPの社長より「車検通らないよ」とのドバイス。
旧車はともかく、今時はある程度左右から角度を付けて見えていないといけないんだとか。
仕方がないので、当初の予定にはなかった「テール延長パーツ」をワンオフすることになりました。

パパっと作ってチリを合わせて行きます。
※”パパっと”の部分は過去の膨大な記事をご参照くださいませ
見えない所ですが、艶消しの黒が余っていたので塗っていきます。

艶消し塗料は組成上の特徴としてウレタンよりも柔らかいので、しっかり重ね塗り。
車両側に支持点があまり無いので、テールは分解式にせず一体化して作りました。

何度か失敗していますが、そこはそれ。デザイン志向でキャッチアップしながら作り直し。
取り付けてから動かない様に、フラップも追加したりして、実はなかなか時間がかかっています。

純正の泥除けの一部をカットしてドッキングの儀。
色々試しましたが、結局シンプルな構造に落ち着きました。
接続は、三芯のワンタッチカプラー仕様に改めていますので楽々です。

テール延長キットを合体させた横から見たシルエットです。
テールだけではなく、泥除け部分も延長し、跳ね上がる汚れ?が小物入れに侵入しない様に・・・・とオーナーからの希望がありましたので、対応しました。
これで大丈夫な筈。

違和感なく仕上がりました。
超カスタム車でありつつ純正然とした佇まい。
買ってきたものを取り付けるカスタムも面白いですが、ゼロイチであるワンオフによるコーディネートの妙を、目一杯引き立たせます。

下地面出し

鬼の様な巣穴の数にもめげず、なんなら一つ一つ穴をほじくり返して大きくしてから埋めてます。
捨て吹きしたサフも、面全体の歪みを見せてくれるので一石二鳥。
ついでに形状の僅かな変更も加えてゆきます。
ここから先はもう塗装しかないので、引き返せません。
変えるなら今が最後のチャンスです。

サフはシンナーの希釈割合を落とし、粘土を高めてから厚く吹きます。
そうすることで、簡易な液体パテとなり、超微小な巣穴が埋まる事もあります。

本吹きのサフを入れます。
ライトグレーの陰影が、製品の複雑な形状を浮かび上がらせてくれます。
所々垂れているのはわざとで、マイクロ巣穴をぶっ潰す為に点吹きしたからです。

アッパーのサイドシルエットです。
いつものように、完成予想図に対しての再現性はかなり高めです。

シートカウルは、予想図に対して途中から大きく変更してしまいました。
完成予想図のまま作ってしまった場合、造形があまりにもプレーンすぎてしまい、RDへのオマージュがほとんどなくなってしまうと判断したからです。
大きく無駄な折り返しやフィン形状のあるシートはいかにも旧車風です。
好き嫌いが分かれるところですが、それもカスタムの醍醐味と言う物。

シートカウルは旧車風になってしまいながらも、それに流されることなく、オリジナルのシングルシートカバーと合体した時の美しさを求め、デザインの規制の中で自分なりに抗いました。
そそり立つ絶壁の様な特徴のあるシートは、ペイントしたらどのように見えるのか楽しみです。

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