CBR1000RR CB1100Rカスタム㊿+6

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カウルフィッティング微修正①

塗装工程に入るには、僅かな角度変更も命取りになります。
今回塗装を予定している複雑なデザインは、各カウルとの連続的なラインが多数あり、これらがちょっとでもズレたら失敗します。
各カウルを実際に車両に固定して行く過程で、少しずつ力が加わる事でカウルの位置や角度がズレることがあるので注意が必要です。

単体なら修正しなくても良くても、合体させると擦れて、塗装が剥がれてしまう事もあります。
そうならぬよう、パーツ毎に安全マージンを大きめに見ておく方が良い部分が幾つかありました。
当然、この時点で対応しておきます。

穴位置は慎重に計測して決めてゆきます。
ここがビシッと揃ってこないと、カウルが歪んでいる事になります。
今回はかなり高い精度で決まりましたので一安心です。

スクリーンもウェルナットを入れてようやく本格固定してみました。
スクリーンとのチリもピタリと合っており、満足の出来栄え。
大きくラウンドするスクリーンの向こう側にカウルの裏側がしっかりと見えます。
アッパーカウルの裏側も最後にオフブラック塗装しましょう。

カウルフィッティング微修正②

今回シートカウルは大きく形状を変更した上に、最後の最後に延長までする事態になりました。
都合3回作った気分です。
結果的に末端が延長されかなり伸びやかな造形になった為、フロントカウルのインパクトにも負けないものになりました。
正に塞翁が馬です。

シングルシートカウルは、変更されたシートカウルに合わせてカットラインを変えました。
この辺のチリも徹底的に合わせようとやり直します。
キーシリンダー上は切りっぱなしでしたが、それだと隙間から中が見えるので、これを嫌ってこの後リブを立て直しました。
細かい接合点をすり合わせながら、迷うことなく修正して行きます。

シートの取り付け方法にも一工夫で、ここは大好きなSUZUKIの遺伝子をちょっと入れます。
古い車両に良くある方法で、段付の六角ナットにゴムブッシュを付けて使います。

シートカウルの取り付け穴は、ボルト径ではなくゴムブッシュの径に合わせて、大きく穴を開けます。

大きな穴に、先にゴムブッシュを取り付けておきます。

ゴムブッシュの穴に段付きのボルトを差し込みます。

ボルトの段の部分が先にシートレールに到達し、それ以上は強く締まりません。
それゆえカウルには締め付けトルクが掛からず、浮いている状態ですが、弱くゴムブッシュを介して引っかかり、位置が固定されている状態です。
こうすることで、カウルへの取り付けストレスがほとんど無いままで固定できるようになります。
ホンダのように正確無比に位置と精度を決める感じではなく、ここは柔軟に対応できるようにします。
※アッパーのサイドのL字ステー部分も同じ固定方ですが、外観を考えゴムブッシュ無しです。

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