FRPカウル自作に必要な意外な物

工具・ケミカル

FRP加工に必須な中級レベルアイテム

FRP加工を始めると、自然に「FRPで大体作ってパテで仕上げる」と思考してしまいがちですが、これをやると、高価なポリパテが何十キロあっても足りません。そして、FRP繊維は樹脂をしっかり含侵したとしても「あまり曲がってくれない」ので、90度以上のキツイ曲がりには反発してしまいます。
これをムキになって重ね張りをしたり、大量の樹脂でびちょびちょにする人が居ますが(←私w)、そんなことをすると、出来上がったものが岩の様に重くなってしまいます。
ですので、角が立っている部分や、更に鋭角になっている部分には、マットを貼る事は最初からあきらめ、その部分にはタルクを樹脂と混ぜて作るエアロジル(FRPのパテ)で埋めてしまいましょう。
このテクニックを覚えると、FRPで作れる形が大きく向上し、もうなんだって作れてしまいます。
加えてポリパテを塗装前の仕上げにしか使わずに済むようになるため、費用も抑えられます(タルクはとても安価)。
ポリ樹脂や硬化剤がすでに手元にある人にとっては、格安で大量のパテを無限に作ることが出来るようになりますが、調子に乗て乱用すると重くなるので、原型をモデリングするときなどに使いましょう。
又、粉の状態では非常に軽く、すぐに舞い上がってしまうので、私は下記の様な「米ビツ」に入れて保管しています(笑)。
ガレージが汚れなくてとっても便利なので一緒に買うといいです。

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