魂を入れる
「仏作って魂入れず」ということわざがありますが、まさに魂を宿らせなければ、コンプリートマシンとは呼べません。この「魂を入れる」と言う作業が如何に変態的であるかについて、ここから延々と続きます。
長尺の面が一発で出たのは大変喜ばしいことですが、このままでは何のオーラも出て来やしません(笑)。さっそくどうあるべきか?を考えて実行してゆきます。
PhotoShopで図案を作り、それを二諧調化してから、プロッター付属ソフトであるカットスタジオに画像として取り込みます。カットスタジオの輪郭抽出機能を使って大まかにレンダリングしてから、人の手でアンカーポイントを補修してゆきます。それが終わればマスキングシートをカットして出来上がりです。
私はいつも左右不均等に作るのが好きです。
後端には丸くて大きいステッカーを配し、前方にはスポンサーロゴをサイズを合わせて揃えます。
車両がサイドスタンドを掛けて傾いてしまう「車両の左側」のアンダーは実は殆ど撮影されることもなく、目立たないことが多いので、ここには大きなロゴを入れました。
後端は殆ど見えないために、あえて何も入れません。
車両にピッタリとギリギリのサイズで寄り添うゼロサイズコンセプトのアンダーカウルの完成です。