魂を入れる
神は細部に宿るそうなので、細部を突き詰めてゆきます。
キャリパーのロゴは、2コートパールのホワイトパールで、それ以外はオフブラック(五分艶)に統一します。私から見ると、ノーマルのスズンボの艶消しブラックは「赤く」見えます。
簡単にいうと少しだけ茶色っぽいんです。
つまりこれは艶消しの黒でさえ「寒暖の系統がある」と言う事です。
今回のマシンは「寒色系」で纏めると決めていますのでこれらを厳密に発見し「すべて排除」することでオーラを纏わせます。
私の目はごまかせません★。
まずは何色だろうが関係なくロゴのペイントを削ります。足付けも含め400~800ぐらいで十分です。
ミッチャクロンをしっかり拭いて乾かしてから、2コートパールをエアブラシで吹いてゆきます。
プラモデル用の、0.3mmくらいの物だと丁度良いと思います。
ロゴが乾いたら、写真を撮影してロゴを作成し、切り出します。
最新の注意を払いつつ、しっかりと脱脂してからロゴを張り付けてマスキングします。
オフブラックを調色してから、まるっと上から吹き付けます。
寒色系の艶消し黒+2コートパールのホワイトパール。ホワイトも寒色系のベースなので、雰囲気はバッチリ寒色系でまとまっています。青い黒と青い白。完璧です。
同じようにリアキャリパーも処理します。
リアキャリパーは鋳物の為表面が荒く、マスキングに注意が必要です。
たっぷりと時間と手間を掛けて、しっかりと色調やトーンを整えてゆきます。
もちろん、この後、ボルトやコードなどに安易に赤や青のアルマイトカラーなどを選んではいけません!
そんなことをしたら・・・もうぶち壊しです。
スタンドフック、エンドバー、エンジンカバー、レバーやボルト・・・・貧乏くさくゴチャゴチャと買いあさって交換してしまうと、せっかくのコーデがぶち壊しです。
バイクは洋服と一緒で、トータルで調和していないと格好よくなりません。