モンスターってクラッチロー(HONDA)のイメージ
YAMAHAのロッシだってモンスターだよ。
そだね。でも今回はKAWASAKIなのね。
KAWASAKIっぽいヘルメットを作る
ASTRO IQをベースにデザインを考える
材料になるのは、手持ちのArai ASTRO IQです。
グラスホワイトが綺麗な一品。
エアロパーツも最低限付いて居るので、コスパ高し。
個人的にですが、RX-7RRVの帽体と同じだと思われます。
デザインは大御所ペインター様や、海外製のARAIモデルからヒントを得ています。
出来るだけ沢山のパターンを見るよう努力しました。
そこにグラデーションを多用すれば個性的に!
シンプルで力強いラインはレーシーに見えます。
サイド部分はMOTO GPのチェッカーフラッグロゴを配してみました。
アクセントとしては悪くないかと思います。
具体的なイメージを膨らませ、配置。
バランスが大事なので、何度もやり直します。
丸い物なので、中々上手く行きそうで上手く行きません。
この図案にまで進化するのに約一カ月半かかりました。
毎朝起きて確認する度に「ガッカリ」してしまいます。
どうして真夜中に「イイ!」と思った事は、翌朝陳腐化するのでしょうか?(笑)。
ラブレターの法則?
レイヤーにデザインをバラす
早速黒のパターンを確認します。白ベースに黒なので色調にあまり気を使う必要が有りません。
逆に黒帽体ベースだと、上塗りの色を明るく発色するのが大変です。
緑のパターン確認!順序を間違えると大変なことになります。
何度もイメージトレーニングしては、塗る手順を考えます。
大きく塗ってから中を塗る方法もあれば、別々に塗る方法も有ります。
色の濃さと順番を考えなきゃいけませんが、コレばっかりは失敗しなければ、身に付かないと悟りました。
デザインを実物で再現してみる
マスキングしてツルツルの表面を荒します。
800番だとまだ荒いので、1000番ぐらいがヨロシ。
1500番だと削れなくて、時間掛かって大変。
2000番は、塗装エッジのボソボソを取る用に良い感じ。
ラインテープを使って、シンメトリーな図形を作ってゆきます。
こればかりはセンス!頭を柔らかくして考えながら引きましょう。
ラインは重なるので、カットする事も考えながら、どっちが下の方が良いか順番を考えながら貼りましょう。
ステッカーを活用する
ここでAraiのロゴステッカーを一部使います。
塗装の方が段差が無く仕上がりが良いのですが、使えるものは使いましょう。
ステカを使えば簡単に量産できます。
一度図案を登録できれば、何度でも簡単に切り出せるので持っておくと便利です。
他にも色々作っておきました。
楽だ楽だって言ってますが、図案を作る事が簡単に出来る人向けに言っております(笑)。
塗装工程
先ずは緑から行きます。
最初だからドキドキ!もう後には戻れない!!。
黒も塗って悪乗りで名前ステッカー。
モンスターステッカーも量産し配置。
段々形になると嬉しくなってしまい、乾燥を待たずに塗装したり直したりして、この後何度かしくじってます。
シールドカバーも塗装。
一発勝負だったグラデーションも、何とか成功!
慎重にラインのつながりを確認。
顎のラインは何度かやり直しました。
大きさが小さすぎてバランスが悪いので、少し大きくしました。
不用意にカッターを立てたので、下地がボロボロです。
サフ代わりにシルバーを厚めに塗ってから、面出しの為に研いでます。
黒ベースの所に隠ぺい率の低いシルバーは、発色が悪いので気を使います。
なんだかんだで、ほぼ塗り終わりました。
ここまで三週間、各部やり直すこと3回!。
各色ごとに乾燥まで3日は必要だったので、随分と非効率でした。
早く進めたい誘惑を我慢出来れば、もっと楽だったのですが、我慢できずに失敗⇨やり直しです。
これはこれで良い勉強になりました。
ヘルメットの塗装工程は、いかがでしたか?
塗装の中では、一番難しいのがヘルメット塗装札と思いますが、逆にいうとこれが出来たら無敵です。
そんなこんなの出来上がりはコチラ!