Art WorkWork1
そろそろ仕上げのパートに入ってきますので、アートワークを開始します。
最近カスタムバイク1台を作るのに、記事が50本を超えるようになりました。
丸付き数字が㊿までしかないのに・・・・・どうしましょ(笑)。
ネットから拾って来た画像を参考にしてゆきます。
Photoshopに取り込んで不要な影や色の違いを無くし、白黒の二諧調化を行います。
二諧調化したら不要なバックを切り取って、切り抜き残り(バリ)などを多少整えます。
Photoshopと言うと敷居が高いと感じるかもしれませんが、旧式のエレメントでも十分に可能です。
何よりサブスクじゃなく買い取り(DL版)なので、一度の出費で済みますから経済的です。
お子さんが居て、学生さんならさらに安く買えますのでお買い得です。
Art WorkWork2
画像加工から、カッティングプロッター側の作業に入ります。
私はローランドのSTiKA SV-8を使っていますが、これで十分です。
本来はステッカー作成に使う本品ですが、ステッカーの代わりにマスキングシートを裁断させて、ペイントのマスキングシートを作らせています。
カットスタジオと言うSOFTが付いてきますが、これが秀逸です。
実際に取り込んで修正を加えると、ロゴはこのようにデータ化されます。
点が多ければ多い程に修正時間がかかる様になりますが、これはほんの一部にすぎません。
私は、この10年ひたすらこんなことをやっています(笑)。
Ninjaロゴの拡大図です。
吐きそうなほどの点の数にめまいがします。
AIに頼らない、人手でのデータ化とは非常に大変です。
SだのRだのと言ってもこの程度の修正が必要です。
ベジェ曲線を掴んで引っ張ったりしながら、アールのキツさを修正して行きます。
このように、長年作ったデータのストックが大量にあります。
ステッカー作成などのご依頼も受けますが、あまり小さなものや複数の色指定などは出来ません。
あくまで単色のシートをカットする所までです。
ペイント用のマスキングシートの作成も承っております(基本料金:1ロゴ 3,000円~)。
画像取り込みは、あらかじめ単純化した画像をカットスタジオにインポートして行います。
出来るだけバリの無い画像が望ましいです。
その画像に対してのキャリブレーションを何度か行いながら、輪郭の抽出を自動で行います。
このキャリブレーション次第で、この後の作業が大きく変わってきます。
画像にバリがあるとこんな風になってしまうと言う例です。
内側は綺麗に点が打ってありますが、外側はバリを読み取ってしまいガタガタです。
この場合使い物にならないので、外側の点は全部削除し、一つ一つ手動で点を打ち込んでいった方が早いです(物凄く時間がかかります)。
そんな苦労をしつつも、一つ一つの作品が生み出されてゆきます。
一度データを作ってしまえば大きさも自由自在なので、実際に切ってみてから対象とのレイアウトを考え、サイズを再び調整することも出来ます。
このようにして、完璧なサイズ、完璧な角度でロゴを配置し、塗装仕上げは行われます。