![KAWASAKI ZX-10R 08 ライエターリザーバタンク KAWASAKI ZX-10R 08 ライエターリザーバタンク](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p1-8.jpg)
![ボーヤ](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_2067-1.jpg)
え?カウルだけじゃなく補器類まで自分で作るの?!ってか作るもんなの?
![ひろし](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/似顔絵-1.jpg)
そう。フルカウルのバイクは、カウル外して見せることを考えられていないんだよ。カッコ悪いじゃん。
![ボーヤ](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_2067-1.jpg)
そりゃそうだけど。
![ひろし](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/似顔絵-1.jpg)
急がば回れで、作った方が早いよ。
材料を用意する
![SUZUKI GSR750リザーバタンク加工風景 SUZUKI GSR750リザーバタンク加工風景](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p2-10.jpg)
家に転がってたGSR750用のリザーバタンクを加工します。
![SUZUKI GSR750リザーバタンク加工風景 SUZUKI GSR750リザーバタンク加工風景](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p3-6-1.jpg)
適当に切っておきます。どうせ向きも何も全部ちがうんですから。
レイアウトを決定する
![SUZUKI GSR750加工リザーバタンクのZX-10Rフィッティング SUZUKI GSR750加工リザーバタンクのZX-10Rフィッティング](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p4-8.jpg)
タンクは10Rの大きなラジエーターの後ろに、隠れる様に配置することが可能の様です。足付けして黒く塗装すれば、更に目立ちませんし、きっと美しいですね。うん、これで行きましょう。
![SUZUKI GSR750加工リザーバタンクのZX-10Rフィッティング SUZUKI GSR750加工リザーバタンクのZX-10Rフィッティング](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p5-11.jpg)
溶着する
注ぎ口の向きを決めました。ギリギリの向きで出来るだけ目立たないようにします。
![GSR750リザーバタンク溶着加工 GSR750リザーバタンク溶着加工](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p6-7.jpg)
穴が開いてますので、端材を溶かして溶着します。ついでにボコボコの部分も溶かして、均しておきます。
![GSR750リザーバタンク溶着加工 GSR750リザーバタンク溶着加工](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p7-5.jpg)
口の位置をマーキングしてますので、新たな穴を開け、溶着します。
PPが溶けやすく良いですが、臭いがすごい。。
取り付け方法を考える
![SUZUKI GSR750リザーバタンク ナッター加工 SUZUKI GSR750リザーバタンク ナッター加工](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p8-13.jpg)
取り付けに丁度良いラジエターステーがあったので、そこと繋げるねじ穴を作ります。ナッター大活躍です。
![SUZUKI GSR750リザーバタンク ナッター加工 SUZUKI GSR750リザーバタンク ナッター加工](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p1-9.jpg)
PP溶着も慣れてくると綺麗に出来るようになります。PPは母材が非常に柔らかいので、あまり凸凹が酷いときは大き目のカッターなどで鉛筆を削るように削った方が早いです。足付けしていないと、急にツルリと滑るので、手を切らない様に注意しましょう。
![SUZUKI GSR750加工リザーバタンク をZX-10Rに取り付け SUZUKI GSR750加工リザーバタンク をZX-10Rに取り付け](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p2-11.jpg)
仮組のステーを適当に作り、現社に合わせ位置を確認してみます。微調整して確実なフィッティングを目指し、鑑賞に耐えうるように作りましょう。
![SUZUKI GSR750加工リザーバタンク をZX-10Rに取り付け SUZUKI GSR750加工リザーバタンク をZX-10Rに取り付け](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p3-7.jpg)
正面から見てもあまり目立たない様に、飛び出さない様な位置に決めました。これが黒だったらより目立ちませんね。横から見て真っ黒に、乗車している人からしかレベルゲージが見えないようにしましょう。
![SUZUKI GSR750加工リザーバタンク ステーをワンオフ SUZUKI GSR750加工リザーバタンク ステーをワンオフ](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p4-9.jpg)
本番用のステーを気合入れて作ります。このへんは室内で黙々と作業を進められます。モチベーションが上がらないので、自己管理が大事(笑)。失敗するとアルミ材が無駄になるのでショックがでかいです。強度を考え、常に3mm厚を使用します。
化粧する
![SUZUKI GSR750加工リザーバタンク を塗装 SUZUKI GSR750加工リザーバタンク を塗装](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p5-12.jpg)
LCCの戻り(溜まり)がどのくらいなのかを一応目視で確認しておきたいので、マスキングで一筋残すことで、レベルゲージ代わりにします。これポイントです。
PPはツルッツルなので、足付けはせずミッチャクロンを直接塗布します。
![艶消し材 艶消し材](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p6-8.jpg)
フラットベースという艶消し塗料があります。エボニーに1対1で混ぜる事で約5分艶ぐらいになります。ただ塗膜の強度は下がるのでバランスが難しいです。足付けしたPPにミッチャクロンを吹き、直接エボニーにフラットベースを混ぜ、塗りっぱなし(クリア吹かない)にします。
![塗装済みGSR750加工リザーバタンク 塗装済みGSR750加工リザーバタンク](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p7-6.jpg)
どこかの山小屋にでもある「薪ストーブ」みたいな感じに仕上がりました。5分通り超して4分艶くらいまで、超マットに。これじゃ逆に目立つ?かもしれません。まあいっか。
![塗装済みGSR750加工リザーバタンク 塗装済みGSR750加工リザーバタンク](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2021/03/p8-14.jpg)
最後まで純正チックに攻める、私のコンセプトに、まったくもってブレはありません!
- カウルスワップに補器類は敵
- PPは溶着が容易だが、融点が低く扱いが難しい
- PPへの塗装には、下地にミッチャクロンが必須
- 艶消しで対応すると見栄えが良い
いかがでしたか?
補器類もここまでこだわれば、目立たずにカスタム車両にマッチすると思います。
レーサーレプリカを、カフェレーサーにする際などの参考になれば幸いです!