2010年式GSX-R1000 クラシックカスタム⑦

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試行錯誤の果て

何事も”ゼロ”から何かを生み出すのはとても大変ですが、今回も苦労しました。
パテを盛っては削る・・・・の繰り返しで中々出来ないサイドカウルですが、それは今回のVersionUP計画のハイライトですから、仕方ありません。

切ったり貼ったり、溶かしたり。
終いにはカウルのきれいなブリスターの為に、100円ショップでゴムボールまで買ってきました。
人間追いつめられると、何を始めるか分かりません。

そして少々月日は流れます。

さんざ悩んだ末に、色々直すよりも「最初から作り直そう」(←出たよ)と言う結論に至りました。
何処をどうすれば良かったのかは全てPP板に写し取ってから、サイドカウルをカットしました。
大きくカットした部分を作り直すに当たって、一発で面を出すためにPP板の1.5mmを二枚張りにして強度を最高まで上げ、歪まないようにします。
その上で、貼り合わせる際に少しだけわざとズラすことで、綺麗な湾曲面を作ります。
硬くて大変でしたが、それを何とか左右共に綺麗にカットしてホットボンドで固定しました。

こうすることで、膨らんだアッパーカウルの延長上にハの字に広がらず、車体を回り込むようにカウルが綺麗にラウンドしてくれる様になります。
歪みも少なく強度もあるので、ここにFRPを貼り込めば一発でフィニッシュできます。

理想を求めて

サイドは思い切って作り直したことで、完全にシンメトリでパーフェクトフィット。
今までの試行錯誤がついに報われた様でスッキリしました。
そう考えると、このシートカウルだって同じことです。
激闘に次ぐ激闘で、理想的な形が見つかったと感じます。

様々なギミックも搭載し、格好ばかりではなく実用的でもあります。
レースカウルなら「カポ」っと被せて、みっともなくボルト止めしてしまうんですが、StudioQ的にはそんなもの一切認めません(笑)。

と言う事で、僅かにうねる面を修正しようと、またしても大量のファイバーパテを盛りつけました。
しかし・・・・やっている最中にふと気が付きます。
「これも最初からやっちゃえば良くね?」(←出た出た)と。
今度は前回ほど悩まずに、バッサリ行く事を決めたのでした。

はい、バサーっと切りました、ちょっと切り過ぎてヨレヨレになりました(笑)。
サイドパネルを真っ直ぐではなく、ラウンドさせる為に先程同様の処理で固定です。
T.O.TのKAGAYAMAカタナのようなラウンドタイプのシートを狙います。

今回から厚手のPPシートを使いましたが、作業性は悪くても一発で面が出るこの強度は中々良い!
広い面を作る時は、最初からこれで行くと手間がかからなくて良いかもしれません。

サイドパネルのラウンド具合を見ると、切り残したフレームとの隙間がヤバイです。
ここを左右均一にラウンドさせるだけで、大分印象が変わると思われ、期待大です。
ワクワク。。。。。

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