人間は遺伝子レベルで「変わる事」に対して拒否感を感じる生き物なんだそうです。
変わる事、新しい事にチャレンジする事は、私にとって楽しい事ですので、私の染色体には・・・・何らかの欠陥があるのかもしれません。
ま、今回は仕事ではない点でも気が楽なんですけど。
そんなこんなでFRPのトンネル作りの続きです。
一から作るトンネルなら簡単なんですが、今回はそうも行きません。
複雑怪奇に入り組んだ構造物を相手に四苦八苦です。
魚の様に一回開いた状態で半分作って、最後に別パーツを接着して仕上げると言う、奇妙奇天烈というか・・・ワンオフらしい手法で挑戦します。
適当に作ったFRP板を使って蓋が出来るかどうか?挑戦です。
上手く行ったら、最終的に化粧したいので、ガンガン削り込むことも考えて少し厚めに作りました。
おー。当たり前だけどピッタンコ(笑)。
ファイバーパテの粘度を硬めに調整して、モルタルの様にコテでなで付ければ完璧じゃないでしょうか?。
固定されてから角丸でしっかり面取りすれば綺麗になりそうな予感がします。
削ることを考えたらファイバーパテは最低限としたい所ですが、ほかに例もない作業ですので、削っている途中で穴が開くくらいなら・・・・と、ついつい多めにパテを盛っております。
どうせまた後で真っ白になるんだろうなと思いつつ、若干諦めモードです(笑)。
エアダクト全体は、象の鼻→アリ食いに変わってきた感じですが、もうこうなると現物加工じゃなく、新規で綺麗な物を作りたい衝動に駆られます。
まあ、メーター取り付け部分の造形とかを見ると、3Dプリンターか金型による射出成型でなければ、死を意味するような感じだったのでやりませんけど。
しかし、このままではあまりにも哀れなので、しっかりと削り込んで各部を美しく面取りし、最後は艶消し塗装にて仕上げることを心に誓いました。
工業製品としては外側の美観も大事ですが、空気が通る内側も大切。
内側にもパテを盛って面取りへの準備をしておきます。
しっかりと気道を確保できました。
これでZX-10R自慢の200馬力は維持できるでしょう。
散々改造した結果、性能が下がったのでは本末転倒ですからね。
このページに載せることの無い様々なアクシデントはありましたが、一応上手く行きました。
フロントセクションはまだ原型が出来ただけですので、まだまだ続きます。