ようやくRX-7X手に入れました!!
おー!良かったね。RRとはやっぱ違う?
シールドの機構が変わったことと、マスの集中化の為「軽く感じる」
でも、そこは妄想.JP。そこのインプレじゃないのねw
そういう事!バラしちゃうんだな、これがw
RRと7Xを比較する
外装を徹底的にバラす
ARAI RX-7X”ゴースト”を手に入れる機会があったので、ベストセラーRX-7RRとの進化や、違いについて調べてみようと思います。
こんなことやる人はいないだろうけど、ヘルメットペイントには避けて通れない「バラシ」の作業をしながら、気が付いた点などを備忘録的に記録しておこうと思います。
これから塗装を考えている人は、どこに気を付けるべきか?と言う視点でお楽しみください。
まずは、こめかみ部分のプラスチックのパーツを取り外します。
外すには、車の内装パーツ外しなどを使うと便利です。
完全に脱脂されているためなのか?パーツ通しの合せ面がバッチリなのか?短冊状の超薄い透明両面テープのみで止められている様です。
外してしまった部分のテープは著しく粘着力が落ちる様なので、再利用は不可能です。
RX-7XもRR同様におおきなアエロパーツが頭頂部についています。
エアロデフューザーを外すと、様々なパーツが現れます。
バッタの足のような気味の悪い形をした「シャッターパーツ」は、可動式でヘルメット頭頂部の穴を塞いだり開いたりして、ヘルメット内の空調を選択するパーツです。
黒いパーツはデフューザーエンドの小ぶりな「エアロフィン」の取り付けパーツです。
バッタの足の可動部分の丸い部分を外すと、可動部分を避ける様に短冊状の透明な両面テープで止められていました。
RRの場合は、ここは丸い全面テープでしたが、小さなビスでも止められているので、テープは接着ではなく固定用に一部だけで良いという判断なのでしょう。
フィン固定用の台座パーツを見ると、RR時代の物と酷似していますが、よく見ると下の方はビスで止められていませんでした。
製造上のミスかな?と思いましたが、もう片方もそうであるところを見ると、どうやらこれが普通な感じです。
そんな馬鹿な・・・と思いながら外してみると、なんとここはスポンジベースの両面テープはべったりと付いており、固定されていました。
フィン固定用のパーツなので、これでギリギリ強度的には耐えうるという判断なのでしょうか。
因みに厚みは透明な両面ほどなく、ブヨブヨしていない分、ブチルのように「かなり強烈」に張り付いています。
カーショップで売っている「内装用超強力両面テープ」とか「エンブレム用」みたいな物と同じような物性を持っており、硬くなった白いハイチュウみたいな感じです。
これは頭頂部の空気取り込み口のアップです。
パーツそのものが透明な樹脂で出来ており、ヘルメットの柄を邪魔しない様になっています。
そのため、これを止める両面テープも透明です。
ヘラを入れながらコジルと外れてきますが、よく見れば見えるし、遠目では見えない微妙な感じです。
本当にアチコチに「透明な両面テープ」が使われていますが、厚みには3種類ある様で、巧みに使い分けられているのが印象的です。
エアアウトレットも幅がピタリと合っている物が使われていますが、実際に自分でこの幅のこのを用意しようとした場合、両面テープをカッターナイフ等で均等な幅にカットするのは、意外と大変です。
外したデフューザーの裏側です。
既に除去してしまった画像となりますが、このディフューザーのシャッターパーツには、固定する為のボンドが使われています。
両面テープほど粘着力は無いものの、ホットボンド(グルー)ほど弱くもないです。
極薄の両面テープと併用されているところを見ると、これは接着が目的ではなく、固定が目的と思われます。
パーツ回復時には、透明なボンド等で代用が可能だと思います。
内装から攻めてみる
さて、ようやく内装へと進みます。
頬のパーツを全部外して、裏側からアクセスすると、シールド固定用のパーツの裏側が見えます。
スピードナットなら再利用できませんが、よくよく見るとCリングです。
因みに私は、このCリングにあまりいい思い出がありません。
手元に都合の良い工具を持たなかった頃、無理して取ろうとしてしまい、テンションから解放されたこの小さなパーツが「ピーン」とどこかに飛んで行ってしまうという経験を何度かしています。
あの時ほど、庭先で作業していたことを後悔することはありません。
まあ、私に嫌な思い出とかどうでもいいんですが(笑)、慎重に外してください。
「ピーン」があったとてヘルメットの中にはあるでしょうから。きっと見つかります。
スプリングによってテンションが掛かっているので慎重に外してゆきます。
構造などに関shてもよく理解しておかないと、スプリングが「ポロリ」した場合、元に戻すのに苦労します。
これがパーツを除去した台座です。
ビスで留まっているだけの何の変哲もないパーツでした。
外すのは良いんですが、取り付ける際は注意が必要です。
この部分は、FRP帽体そのものに穴が開いており、ビスを回すようになっています。
何も考えずに、普通のドライバーでグイグイ締めると、アッサリとバカになってしまいます。
マウスシャッター部分は一か所のビスで止められています。
ビスを取っても簡単には外れてくれませんので、隙間にヘラを差し込んでなんとは外しましょう。
牙の様に下の部分に2本の足が付いていて、それが引っかかっていますので、ヘラは真ん中を中心として入れるといいです。
ヘルメット両サイド後ろにある空気抜きのカバー部分です。
とても粘着の弱い、薄いテープで張り付いていました。
この辺はRRとの変わりはなさそうです。
さて、RRと7Xの違いはいかがでしたか?
一番の変化は、実は「フチゴム」で、なんというかシリコンっぽいゴムで、しっとりしてフニャフニャなんです。
これは、引っ張ると伸びる一方で、限界を超えると今までの様に「ペリッ」とはがれずに、ビヨーンと伸びた末に「ブチッ」っとちぎれる様になってしまったのです。
高精度なマスキングで乗り切るしかないという、新たなハードルが出来た感じですが、今度はマスキングしてみると、この「しっとり」としたシリコン系のフチゴムは、マスキングが中々粘着しないという特徴も持っています(強粘着のが必要です)。
このフチゴムの代用品が見つかるまでは、しばらくマスキングでしのぐしかなさそうですので、これからペイントを考えている方は、参考にしてください。
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