最終面出し

細かい穴との戦いは第三ラウンドに突入です。
もういい加減嫌になってきましたが、根気強く続けます。
今回ミラーホールの角度や形状は大きく修正を入れました。

作業台もさることながら、着ている服も全部だめになります。
養生しても汚れますので、いちいち作業後には清掃作業が入ってしまいます。
でも片付けをキチンとしないと次の作業にも入れないので、お掃除は大事です。
同時に道具類のメンテナンスはもっと大事。
1人でコツコツ進めるのは楽しいのですが、作業によっては全然前に進みません。

シートもそろそろ終わりが見えてきました。
一緒にシャワーを浴びたら完成です(笑)。
いっそ、最初から風呂場でやった方が早いような気さえします。
ベース塗装

今回使うのは二回塗りのパールホワイト系の2液ウレタン塗料です。
”グラス・スプラッシュホワイト”と呼ばれる青っぽいホワイトパールで、塗料の缶を開けると、たまに白い塗料の表面に、分離した青い斑点が浮き上がっていることがある位、解りやすく青白いです。
なのでよく撹拌してから使うのですが、下塗りの白は青みが掛かることで、遠目に見ると暗くなりグレーっぽくなります。
その上に無色透明でキラキラだけが入っている塗料をサーっと薄く塗ります。
下地の青白い白と、太陽光に反射するパールの競演です。
黄色くならないホワイトパールは、MAZDAの ロジウムホワイトプレミアムメタリック に似てます。

下塗りを気温に合わせて粘度調整しながら、吹いて行きます。
暖かい時期は渇きも伸びもいいので、シンナーは気持ち少なめに。
サフに似た色ですが、サフより隠蔽性がかなり高く、黒の次に下地を気にしなくて良い色です。
私の中で一番最悪なのは黄色系で、この色は隠蔽性が悪く、ソリッドな一回塗りであっても、必ず下塗りに白が必要になってしまいます。

黙々と塗ります。

小分けに何回も薄く。

塗り重ね、ギリ垂れないウェットに仕上げます。

シンナーが揮発して塗膜が痩せる事で、研ぎ筋が見えてしまう事もあります。
そんな時は#1000ぐらいで研ぎ直し、目消しをしなくちゃいけません。
塗装は急いだら負け。
根気よく、焦らずに進めます。