アッパーカウルFinish

アッパーカウルに一言いいたい。
「おまえ、全然ノーマルちゃうやん」と。
鐡隼には、思いっきり騙されました(笑)。
8割方”新造”ですよ、これは。見てゆきましょ。

一見ノーマルを埋めただけに見えましたが、とんでもない曲者です。

ヘッドライト部分を埋めるだけでは、もっと飛び出してしまいおかしなことになります。
それに気が付き、結局鼻先を結構短く詰めました。
詰めたうえで丸めてあるという訳ですが、一切ガイドが無いので、ま~大変だったこと!。
掌全体でおにぎりを握るかのような感覚で包み込み、優しく長時間ヤスリで成形です。
同じことがヘッドライトがあった(であろう)部分の膨らみにも当てはまります。
意外にこの部分が膨らんでおり、そうしないとスクリーンの下部分とのつながりが上手く行きません。
ヘッドライトを付けた状態で養生して貼り込めばよかったのかもですが、時すでに遅し。
結局5~6回「盛っては砥ぎ」を繰り返し、ようやく納得行く制度になりました。
目を閉じて・・・・手のひらや指先に全集中です。

レーシングスクリーンを備えるスクリーンエンドは、おなじみのうさみみです。
少し延長しつつ「外」に広げると言う冒険をしてみました。

シンプルな折返しです。
ナックルの開口部は拳一つ分下に移動していおり、全く違う位置になっています。

ウィンカーホールも同様に塞いで、エアダクトへと繋げます。
格好よく多角形も考えましたが、そこまで変えるともう隼へのオマージュがゼロになります。
あくまでオリジナルを優先し、綺麗な楕円を成形しています。

純正ダクトがスポンと入る様にパテの盛り過ぎには注意です。
造形②

ついにできました。
これぞ鐡隼です。
本家はマジカルのスクリーン(他車種?)でしたが、私のはクレバーウルフのGSX-R1000です。
ちょっとだけ対抗心メラメラです(笑)。

手のひらセンサーだけでアナログ一本勝負でしたが、なかなかの高精度で真ん丸。
ハヤブサっぽさを残しつつ、鼻下を潜り込ませてグッと戦闘的な面構えになりました。

ヘッドライトはまだ未定ですが小さなものを付けると思います。
車検なども考慮して十分に吟味します。

意外とフロントフェンダーに覆いかぶさっているアッパーカウル。
しかし内側が大きく抉れているので、ストローク量は確保されています。
これぞ高速ツアラーハヤブサですね。

何気にサイドカウルもカットして、アッパーと合わせてみます。
良し良しイメージ通りの鐡隼になってきています(鉄フレームじゃないけどね)。
純正ハンドルに戻せば、もう少し締まりが出てくるでしょう。
しっかし今回の鐡隼にはかなり騙された(笑)、ナックル位置の変更とスクリーン形状変更は、もう殆ど新規作成レベルでした。
しかし、カウル全体の角度も立ってきてスクリーン効果も大きくなるので、結果的には大きなFSX-R1000っぽくなって纏まりそうです。
大柄で長い車体にライダー跨ると、オートバイはそれだけで美しく見えます。
今から楽しみです。

