GSX-R1000 クラシックレーサーカスタム⑲

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ドナーを用意する

どんどん沼って行くサイドカウル複製作業は続きます。
素人さんは面白いだけでしょうが、逆にある程度の経験者はトラウマが蘇り、メンタルやられるかもしれませんので閲覧注意です(笑)。

適当に作った型でしたが、最低限の仕事はしてくれました。
ありがとう、さようなら。

適当な型から生まれた素材A&Bです。
何となく1000ccであることを私に訴えかけてきます。
しらんけど。

マットのみで貼ったので裏は全面ヤスリで均することが必要です。
面倒臭いですが、地味に必要な処理です。
本当にヤスリで均するならばクロスはNG。毛羽立つだけになります。

この表面部分に用ががありました。
こんなもんをパテだけで造形するなんて悪夢ですから、急がば回れで型を起こしたって訳です。
しかし、実際にはこの面積の半分も使わないような気がします。

シートカウルとサイドカバーの位置関係を見て行きます。
繋がりそうで繋がらない、微妙な関係です。
まるで、予算の都合で建設が止まってしまった高速道路の様です。

上側を通す(繋ぐ)のは簡単でも、一体下の面はどうしたらいいのか?
まったく良いアイデアが浮かんできません。
ズバッと横に真っ二つにしてしまおうか?と言う案も一瞬頭を過りました。
どうしても、頭のどこかで直線的にショートカットしたくなってしまいます。

考えていても、また数週間があっという間に過ぎ去り季節が変わってしまうので、上側は一先ず繋いでしまって、まずはカウルの位置を固定することにしました。
私が普段絶対やらない、かなりの行き当たりばったりです。

下半分を真横にぶった切ってどうするのか?
色々なアイデアが頭を駆け巡ります。
一度PCの中に戻って、可視化しないと判断できそうにありません。

禁忌の技

俗にいう「ニコイチ」と言う奴です。
世の中的に、あまりポジティブな意味では使われませんが、今回はまさにそれです。
ファイバー多めのヒゲ多めパテをこれでもか!と盛りまくって、ガッチリと合体させます。

ファイバーパテは表からだけだと強度が出ないので、この状態で固定出来たら、今度は裏からFRPを貼り付けます。
こうすることでABSがサンドイッチされ動かなくなります。

一応墨出しはしたものの、このクロスジャンクションの処理が全く思い浮かびません。
正直、スランプです。
何回もデザイン上でのトライは試みましたが、何をやってもしっくりきません。
フルカバードの絵を超えられず、全てが劣化版に見えてしまいます。

一先ず上側の局面は繋がりました。
シートも少し延長していたから当たり前ですが、上手く繋がりました。
コークボトルラインは、グラマラスです。

エグリの内側をまっすぐに走る下側のライン。
まるで立体交差点のようになってしまいました。
面白いけれど、困りました。。。。

結局サイドカウルをぶった切ってから、角度を一旦起こして、再度接着する方法を試してみます。
ニコイチどころか、サンコイチです。

立体交差は今こんな感じです。
悩んだ末に、複雑怪奇になってしまいました。

結局、下に伸びているナマズの髭のような部分がカットです。

苦渋の決断の連続ですが、前に進めます。
カットして角度を起こしたサイドカウルを接着しつつ、足りないアーチ部分も新たに造形します。
強度的に一番弱くなる部分なので、裏は派手に盛ります。

そもそも本当に完成するんだろうか?
シートクッションの存在を忘れてやいないか?
仮に全部出来たとて、どうやって車両へ脱着できる様な機構を持たせるの?
・・・・肝心なことは何も思い浮かばないまま、作業だけが淡々と進んでゆきます。

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