RN46J XSR900 CafeRacerカスタム⑭

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面構えを考える

ロケットカウルには様々なアプローチがあって楽しいです。
これはホンダが作りそうで作らなかったCB4コンセプト。
コンセプトモデルらしくヘッドライトが無い物ですが、注目すべきは極端にライトハウジング周辺のみが前方に長く突き出していること。
そして両サイドのナックルガードが、クラシックなレーサーレプリカを思わせるようにふくらみを持って主張していることです。
モダンさの中に圧倒的なクラシック感が存在するお手本の様な混ぜ方ですが、ヘッドライトや補器類が入った瞬間にかなり格好悪くなることを知っている人の作品だな・・・とも思います。
ある程度デザインをやってきた人なら(悪い意味で)「卑怯だな」とすぐに気が付きます。

こちらはチャックボックスさんのアウトサイダーロケットカウル。
もう手に入らない懐かしい物ですが、こちらもナックル部分を強調すべくカウルを絞り込まれている。
かなりコンパクトになってしまうため、もはやカウルは「飾り」と化しますが、カフェレーサーは格好つけてなナンボである!と言う事を言わしめています。
デザインに思い切り振り切った潔良さが好きです。

お次はAN-BUさんの個性的なロケットカウル。
「悪さ」を前面に打ち出したアンチオリジナルを貫いた作品であり、商品化したこと自体に拍手です。
買う人は、ライトがオフセットされることで車検に通らない事や、これらを取り付けるステーがない事なんてどうでも良いでしょう。
本当に共感した人のみが、そうした問題を乗り越えられた人のみが、このブランドの真の顧客になるんだと思います。

そんな流れにあっても、尚個性を発揮し続けるのが、今回ベースとなったMH900eです。
一度側面が大きく下がった後にタンクカバーで繋がって上がって行くその奇妙な形は、唯一無二です。

今回はこれにSUZUKI BANDIT LTD用のカウルスクリーンは付けられるように改造しています。
これら異種格闘技戦をどうやって纏めるかが問われています。

私の場合、色んな情報が多すぎて整理できていないのかもしれません。
混ぜていい物と悪い物、混ぜる分量も間違えたようです。
アウトサイダーロケットカウルの様な絞りに憧れつつ、CB4コンセプトの様な押し出しの一部分のみを切り取っていました。
それでいてAN-BUさんの様なコンセプトありきではないので、そもそもビジョンがありません。
これはただの”キメラ”でしかないと、今更反省です。

カウルはタンクも含めて大改造の末、前傾に取り付けつつ安全性を確保する事には成功しています。
つまり、格好をつける為だけに、ライトハウジングを下にオフセットする必要は無くなっています。
そう、いまこそ原点回帰の時です。

原点回帰

基本に戻ればプレーンな形状がきっと戻ってくるはず。
数日の間悩んだ末、加工部分を90%そぎ落とすことを決めました。
思い切った決断は吉と出るでしょうか。

はい、またしても私の大好きな文房具シリーズ、OLFAです(笑)。
PP板や型紙を切るのに重宝するコンパスカッターです。
可愛く見えますが切れ味が”エグい”ので、1.2mmのPP板も簡単に綺麗に抜けます。
毎回大活躍してくれます。

また、Amazonのレビューで車検を通せたとの報告が幾つかあるライトを見つけました。


本当は意匠も吟味したいのですが、光軸が出ないのではどうしようもありません。
幸いなこと5.75インチでしたので、あまり大きくない点は評価できます。
PIAAの100mm径レース用ヘッドライトML34では小さすぎると感じていました。

仙台銘菓”萩の月”か?はたまたお月見の様になりましたが、大体こんな感じでしょうか。
小さすぎず、大きすぎず、バランスは良いみたいです。

果たして、ライト部分は切りっぱなしにするのか?リバースエッジにして陥没させるか?
切りっぱなしであれば、カウルにツライチでありたい所ですが、前傾させてカウルを取り付けているので、どうしてもライトの上部分が奥に入ってしまいます。
リバースエッジ処理なら少々攻撃的(レーシー)な見た目になりますが、車両の仕上げ方次第では変でもないでしょう。

念のためリバースエッジ分の削り代(黒)を確認しておきます。

これまでの所業を反省しながら(笑)、時間を掛けて少しづつ切り取ります。
満充電のバッテーリーが2個空になる程、手ごわい相手でした。
綺麗に切れたおかげで、無駄な後作業も少なく済みます。

造形部分を削除出来たら、いよいよヘッドライト外径に合わせた穴開けです。
この部分には特にチョップドマットを多量に含んだ強靭な特製ファイバーパテを自ら作り、これでもかっ!と盛り付けてたのでまあ~硬いこと硬いこと・・・・。
自分の仕事の確かさを嚙み締めつつ、手首も肩も腰も一晩でボロボロになりました(笑)。
電動ソーすら歯が立たず、途中から超硬質ドリルを使ったドリリングにてなんとか貫通しました。
この後のベルトサンダーでの作業を想像すると・・・・恐ろしいです。
しかし一方で、チョップドマット多めのファイバーパテは、硬化すればほぼ鉄に近い硬度でありながら鉄よりも軽く、且つ自由に成型可能であることがこれで証明されましたとも言えます。

真ん丸お月様をはめればこの通り。
ライトリムも含めた大きさなので、実際のレンズ系はこれよりも二回り小さめ。
外径はこれ以上1mmも大きくなって欲しくない程に、バランスがとれていると感じます。
下方向へのライトハウジングのはみ出かたも、これ以上だと変でギリOK。これで行きます。

ライト周辺の裏まで異様なほどに盛られたファイバーパテが邪魔をして、ちゃんライトが前に出て来れませんが(笑)、大体こんな感じの見栄えになります。
Amazonではこのメッキタイプと、ブラックのトリムにイエローレンズの物と2種類あったので、どちらが似合うか?もう片方も買ってみるかもしれません。

当初の奇をてらった造形は少々癖が強すぎで、好みの別れるものでしたが・・・・

それに比べると、大分普通になった感じがします。
こうなると中途半端さが目立ってしまうので、いっそ段差もなくしてツライチにしてみます。
結局はネオクラで落ち着きそうで一安心です。
赤いフェンダーが目立っていますが、最終的にはシグナルイエロー(俗に言う山吹色)とブラックのツートンでレーシーに纏めたい。
いつもの様に、カーボンオーバーレイも刺し色に加えてみようかと思います。

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