RN46J XSR900 CafeRacerカスタム③

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オマージュ

まずは現物合わせです。
物がなきゃどうしようもありませんから、重い腰を上げてナントカ型を起こしました。
型作成は、年々しんどくなってきます。
これが作れなくなったら、カスタムを辞める時だと思っています。。。

どうせ型もマスターも壊してしまうので、2分割型で簡易に作ります。
細かい意匠も無視して、サイズ感が分かればいい程度まで簡略化します。
中々上手く出来たようです。

しっかしエグイ形です。
セパハン避けですらデザインしてしまうイタルデザインおそるべし。

面倒で面倒でやりたくなかったアッパーの型も作ります。
死ぬほど面倒な形状なので、内側の型は作らずデフォルメしました。
どうせ壊すことになるので、それでいいんです。

キャラクターラインが印象的ですね。
もう少し灰汁を出したくなるほどにプレーンです。
内側が袋状になっていないので、何とか2分割型で抜けました(ギリでしたが)。

当てがって見ると「絶望的なこと」が沢山わかりました。
バイクに対して、カウルが小さすぎです。
MHE900eってどんだけスリムなバイクなんでしょうか?
今更ですが興味が湧いてきました。

とにかくこのままでは、良し悪しも何も分かりません。
ノーリスクなので、思い切って大手術を行います。

カリブレーション

またこの絵だよwwww
恒例のぶった切りです。

いやーエグイ。
ここまでしないと、全然合わないって事です。
こりゃ難産の予感です。

かつてのSUZUKIバンディッド400LTDに付いていたアッパーカウル用のスクリーンです。
取り付け穴が開いていないのは、レース用の部品としてKDCカウルサービスさんが在庫していたから。
今回は、これをドッキングします。

まずは取り出して養生です。
スクリーンを取り付ける為のリブの部分を形取りします。

ちょっとスクリーンが立ってますが、シルエットとしては変じゃない・・・許容範囲かな。
スクリーンエンドの長さが足りないので、カウル側を延長しなくちゃ。

歪むのを嫌って3プライでかなりガッチリで作ります。
赤外線ヒーターで乾燥させますが、寒い冬は本当に便利!

貼り込んだら余分な部分をカットして乾燥させます。
いつものように半乾きでコシが出て来たところを見計らい、サッとカッターで整えます。
こうすることで、グラインダーやベルトサンダーでの作業が殆どショートカット出来ます。

硬化したらパカーンと外します(綺麗に出来ました)。
こうすることで、ゼロから手で作らずに済みます。
スクリーンを取り付けるリブの部分は、アッパーカウルにどのようにフィットするのか(しないのか)分からなかったので、少し高さを余分に作っておきました。
後からカットするのは簡単ですからね。

ここでしょ!という位置を決め、アルミテープで表側から固定します。
このカウルがマスターモデルになる為、表側にはあまり手を入れません。
裏からファイバーパテで固定します。

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