CBR1000RR CB1100Rカスタム⑭

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答え合わせ

アジャイルに進める為、まずは急ぎプロタイピングしたわけですが、おかげで?色々な事が分かってきました。
良くも悪くもそれは前進でしかありませんので、気をしっかり持って確認していきます(笑)。
ここで自分に甘くすると、最後にとんでもないしっぺ返しが待っていますので、厳しくね。。。

完成イメージをかなりの精度で書いておいたので、これとしっかり比較していきます。
全体的にコンパクトに仕上げてあるのがよくわかります。
コンパクトに作ってあるCBRを、私がわざわざ大きくする必要なんてありません。

まずはガソリンタンクから。
ん~ほぼ100点ですね、寸分の狂いもなく寸出しが出来ています。
なんてこったい、最高かよ。

Fフェンダーも問題なく造作できそうです。
穴の開いている純正フェンダーが恨めしい。
埋め戻して、色々延長する予定です。

変だな・・・・と薄々分かっていたシングルシートは、ちょっと高さが出ていたせい。
平均的にスパッと切るのではなく、絞る必要がありそうです。
オーナーとの短いMTGを経て、純正シングルシートカバーの一部を再利用して、CBRへのオマージュに変更しますので、この辺はやり直しで。
シートサイドのエラは、こちらの想定よりも主張が強めでした。
カクカクと無駄な造形が目を引きますが・・・・RDらしさとして残しましょうか。

アンダーカウルは、OILフィルターの脱着が必要になりそうなので、整備性を考えて変更しようかと考えましたが、これもオーナーが出入りするSHOPでは、整備する際に毎度取り外しているそうなので、制約を無視してデザイン重視に修正させてもらいます。

ここまでは想定内でしたが。。。

残った課題

先に結論から。
薄々どころか、実は最初から「やべえな」とは思っていました。
アッパーの幅があるのは覚悟の上でしたが、実際は案外そうでもなかった。
その代わりに予想外だったのは、正面から見た顔の高さで、CB1100Rは意外と馬面だと言う事。
オデコやアゴがそれぞれに厚みがある為に、前面を総合すると結構な面長になります。
Photoshopのコラージュは真横からなので、意外なところで私の弱点が露呈しまいました。
こいつは予想外です。

ぱっと見で気が付くことは幾らでもあるのですが、これをまた感覚でポンポン切ってしまうと、後々収集が付かなくなるので、ここはぐっと堪えつつ、科学の目で事実のみを見てゆきます。
それぞれを採寸するラインを出してみて、矛盾点や位置関係のズレを探ります。
だからビジョンって、とっても大事。

実車写真を切り抜いただけで、全く違う点がいくつもある事が分かります。
直す事は出来るのですが、経験上こうなった場合は、カウルをカットする順番(修正する順番)がすごく重要で、何度もシミュレーションしないと失敗します。
動かせば動かすほどに、ズレがズレを呼び、いつまでも正解が出なくなってしまいます。

最初は取り付け角度で何とかなるだろう・・・・と、甘めに考えていましたが、どうもそれだけでは解消できない事がいくつも出てきてしまった。
ナックルの開口部がどう考えてもビジョンに対して巨大になります。
ハンドルのせいだと言い聞かせていましたが、それだけではないようです。

これ以上スクリーンの角度を弄るのはおかしいと思いつつ、恐る恐る確認してみます。
新造したカウルスクリーンの法面とナックルをセットにして赤いゾーンとしましたが、逆にこの部分は理想的な角度や配置でした。
それではなぜ?こんなことになってしまったのでしょうか。

ここでようやくFACTと向き合う事になります。
やはり前面投影面積が大きすぎるのです。
これを正確に意識出来るようになれば、あとは簡単でした。

どうりでアッパーサイドをどうカットしても収まりがつかない筈です。
そもそものカウルのサイズを、思い切って詰めないといけないのに、それをせずに小手先で終点や始点を合わせようとしていました。
ここからはプチ整形などではなく、もう少し思い切ったシュリンクを開始します。
大丈夫。それでも私の頭の中の完成図は変わってません。

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