GSX-R1000でカタナを作りたい③

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ワンオフ

ワンオフ沼からコンニチワ

この様に、紙で型紙を作り、PP板に転写後に切り出して、アルミテープなどで固定しながら試作品を作っては壊すことを繰り返します。
側から見ればさぞ「楽しげ」に見える様ですが、やってる本人は頭から煙が出ています(笑)。
もっと加工のしやすい段ボールなどでも代用可能なのですが、曲げるとポキンと折れてしうなど、剛性が足りないので、最近は使わなくなりました。
PP板が最高なのは、安くて何処でも手に入る事。原型が歪まずにバッチリ決まりさえすれば、これにそのままゲルコートを塗り、一度きりですが「型」として使える点です(100%歪みますけどね)。
そんなこともあり、私はこのスタイルで進めることが多いのですが、まあこれが骨の折れる作業です。
沼のような深みにはまり、終日これで終わってしまう事もあります。

「ハイ出来ました」と言うにはあまりにも時間がかかりましたが、結構満足行くものが出来ました。
まだ車高が高い上、リアスタンドもかかっている状態ですが、コレで車高が程よく落ちてくればバッチリ決まるラインが出るはずです。
このタンクとシートそれぞれのカバーが「目に見えない一直線で繋がっているかのようなライン」を演出できるかどうかが、カタナ化の肝だと私は思っています。

刀は顔が命

さて、一息ついたところで大本命の顔を作って行きます。
大変なことから先にやる精神だったはずですが、顔が大変じゃなかったのは、すでに型があるからです。
それもなんと!ワイドナックルアッパーカウルの型なので、話が早いったらない。
これをそのまま塗装して流すところに流せば、結構な値が付くのですが、私は興味がありません(笑)。
ひとまずはそのまま脱型し、どのくらい似合って似合わないかを検証することにしました。

この型。気になるのは、ワイドなのは良いが「ワイドすぎる」事。
OLDカタナ乗りのアニキ連中は毎回絶賛してくれるんですが、実が私・・・全然かっこいいと思ってません。
何というか…上から押しつぶされてベチャっとなった、つぶれた饅頭の様に見えるからです(笑)。
私の感覚から言うと、ちょっとこれは「やりすぎ」であり、もう少しほかの方法があったろうに・・・・と思えて仕方が無いのです。

この話をすると、どうしても触れたい事があります。
その昔、TNKエンジニアリングから発売されていたワイドカウルTYPE2と言う商品の事です。
田中さんと言う社長さんがやってたらしいのですが、公式HPはすでに閉鎖。
数年後に、一瞬復活したと思いましたが、また閉鎖になってしまって、それから随分時間が経ってます。
ネット上では「社長が無くなって息子が継いだ」とか言う怪情報もありましたが、結局連絡先は分からないままです。
まあ、真意はともかくとして、この形では私にとってとても理想的で、今でも憧れています。
このスクエアな再構成は、きっとジウジアーロさんだって怒らない筈。
ノーマルをよく知っている人が見れば「ありとあらゆるところが違う」事に気が付くと思いますが、そこはどうして、これでもやっぱり「カタナ」に見えるんだから驚いてしまいます。
弄ってはいけない所を上手に避けて、それ以外を存分に変更する。
そんな、元々のデザインに対する深い造詣が垣間見える作品でした。

と言う事で(だからどういう事だw)今回は躊躇なく、この潰れた饅頭をぶった切ってみます。
そして、なぜこの一見イケてるワイドカウルが、私の琴線に触れる(もしくは触れない)のかを真剣に考えてみようと思います。
長年、NINJAとKATANAの事だけを考え、作りまくってきた私です(世に言う変態)。
このぐらい突き詰めてたら、もしかしたら何か誰も思いつかなかったことを思いつくかもしれません。
※ この時すでに予感はありました

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