細部のディテールUP
量産品は大量生産用の汎用性を持たせるために、なかなかエッジの効いた形状は作れません。
離型の問題が出たり、ただFRPマットを築層しても、エッジの強度不足による欠けが発生するためです。素人工作なら、手作業で補修したり、パテなどで成形し直せますが、高速で大量に作る必要のある工業製品には向きません。私はそのメリットを逆手にとって「尖りまくった」商品をつくっています。
フロントフェンダー形状もエッジを効かせた形状に改めます。丸の中にも平らな角の立った面を混ぜることで「角ばっている」と言うイメージに見えます。
FRPマットを混ぜて作ったファイバーパテを作って、固定します。
整形して、サフ塗って、パテで整えます。
塗装してフィニッシュ。違和感なく美しく出来上がりました。
スクリーンスタンドにも一工夫。ETCアンテナを収めるスリットを作成します。
簡易な型を作ろうと、パテで面出しをしました。
肩を作る為にゲルコートで覆ってから築層して、離型します。
離型した型を使い、カーボンクロスを貼って作りました。
神戸ユニコーン製のイリジウムスクリーンが薄く青紫に反射し、それ越しにカーボンのスクリーンスタンドが見えます。寒色系のコーデでしたが、チョット外して花を添えます。