ZX-10R J/KをNinja化する㉟

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KAWASAKI
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百聞は一見に如かず

下調べは付いたので、早速車両に触ります。
今までパルサーカバーなんぞ開けたことも無かったので、ドキドキでした。
開けたとたんにOILが噴き出るものと思っていましたが(笑)、そうではありませんでした。

ありました。パルサーセンサーです。
センサーのお尻から分かりやすく2本の線がちゃんと出ています。
パルサーコイルにはカムチェーンのような物が見えます。

パルサーローターに設けられた突起がセンサーを通過する事によってパルスを誘電します。
多くの場合、突起の数が1回転あたりのパルス数になりますが、キャブ車の場合あまり正確なクランクポジションを必要としないため突起は1~2個程度です。
しかし、ZX-10Rのローターは、実に22本もの突起が付いていました。
クランクの位置を正確に知った上で、ECUからイグニッションコイルに信号が送られ、火花が散るという訳ですが、イグニッション車はさらに複雑です。

パルサーセンサーから出ている二本の配線をドンドンたどってゆくと、どうやらタンクの真下まで上がってきてから、ECUの太い束へ合流しているようです。

合流点手前のカプラを外して配線をよく確認すると、2本の配線が途中で1本合流して、3芯カプラになっています。
黄色と、黒/白、そして青/赤です。

ここで我に返って、前回はスルーしていた点火系の回路図を改めて見なおしてみたところ「クランクシャフトセンサ」の文字を発見しました。
なんと、コイルとセンサーらしき図まで書いてあるではありませんか(笑)。
散々ビビった私でしたが、気が付いてしまえば、シンプルな話です。

途中で混じっていたのはスパークプラグへの信号線でした。
今回用があるのは、Y(黄色)とBK(黒)の2本の方です。
パルサーの信号2本のうちBK(黒)はグランドアースに繋がっていますので、もう一方のY(黄)+信号にメーター側の回転数信号入力端子を繋ぎます。
(正確には交流ですので+ ーはないんでしょうが・・・・)

今思えば、このクランクシャフトセンサーのラインの Y(黄色) はECUピンアサイン21番として記載されていました。
分かってしまえば、拍子抜けしてしまうくらいシンプルですが、そのシンプルな答えにたどり着くには、いろんなことを正確に知らなくてはいけないって事です。

最終的にはメーター裏のカプラから接続が必要なのは、端っこの9番のみ。
あとはヘッドライトハーネスや、タンク下、バッテリートレイ付近での結線となります。

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