レストモッド!GSX-R1000㊿+5(最終回)

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SUZUKI

デザイン思考とは、デザインを優先する意味ではありません。
デザインを考案する際に用いるプロセスを、ビジネス上の課題解決のために活用する考え方であり、この場合「この車両にピッタリな、唯一のアンダーカウルを作りたい」と言うのが解決したい課題です。
それを実現するために、高速で試作を繰り返し、短時間で品質を大幅に改善させています。
このプロセス全体を指してをデザイン思考と言うそうです。
私の創作活動そのものですね。

ナナメっていた写真をPhotoshopに取り込んで、水平を取り戻し、スマホにありがちな凸レンズの歪みを少し補正しました。
まっ正面から撮影したはずの写真ですが、それでもまだ前後のタイヤが互いに「外」を向いている為に、真正面であれば見えるはずのないホイールのリムがどちらも見えています。
専門的にいえばこの写真は実車には程遠く、ありえない写真なのですが、まあそこは置いておいて早速作業を始めます。
(ちゃんとしたカメラが欲しい・・・)

これは前回「想像」で書いてみた、モックを作る前のCGです。
形もデザインも、歪んだ画像に対し更に想像で書いたという訳なので、実際に目で見るものとは違うモノになっています。

出来る限りの処理として、現車に取り付けて撮影した画像を拡大して切り抜き、更に修正を掛けてゆきます。
前方が僅かに下がった状態で取り付けられる、コンパクトなアンダーカウルのモックです。

それらをレイヤーで重ね合わせながら、形を足したり引いたりします。
当然ペイントデザインも影響を受けるので、修正します(すでに修正後の画像です)。

デザイン面でも一晩時間を置くことで、ちょっと進展がありました。
ホワイトの塗り分けラインが多少強引だったのですが、それにも意味を見つけることが出来ました。
フレームで取り囲まれたエンジンブロックを黒くすると言う意味付けをし、フレームの延長線上にラインを修正することで、より車両になじませることが出来ます。
直角なラインを少し左に倒しただけなのですが、これが実に有効な打ち手となりました。

これが修正前です。
あまり意味も無く書いたラインに違和感が残ります。
ロゴも詰め込み過ぎで、ゴチャゴチャと混雑した感じです。 
車両はスッキリペイントしているのに、アンダーカウルだけ妙に張り切りすぎてて、このままでは全体の雰囲気を壊してしまいかねません。

我に返り冷静になった結果、NGKなどの大物ロゴは反対側に設置することにしました。
すこしスペースが出来たことで、各ロゴのスペースは、もっと間隔を空けて再配置できそうです。

それらを全て修正し、車両画像にフィッティングし直すと、このような感じになります。
細かいですが、かなり改善が出来たので、これを最終デザインにしたいと思います。
アンダーカウルの後端を短くしたおかげで、マフラーの勝ち上がりがモロに見え、まっすぐに突き出した煙突のようで、かなり「ワルイ」感じに見えますね(笑)。
少し短めな砲弾型のチタンサイレンサーが、余計にワルさを演出してくれています。
メイン外装が完成したので、当初は燃え尽き気味であり「もうアンダーが無くてもいいかな・・・」などと思いましたが、ちゃんとした物をセットできれば、更によくなる事も今回実証できました。

さあ、あとは頑張って作るだけです!


>>> お陰様でオーナーさんが決まりましたので、これにて開発を終了します。
製作日記をご覧頂いた皆様、ありがとうございました。
次回作にもご期待ください。

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