ZX-10R J/KをNinja化する㉜

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KAWASAKI
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神は細部にこだわる?

メーターパネルは、機能的に一応完成していますが、コックピットは「男の職場」です。
細かい事も含め、一切の妥協は許されませんので、重箱の隅をつついてみます。

純正メーターが収まるハウジングは、隙間が大きくて随分と余裕がある模様。
車のパネルの隙間なんかそうですが、ここのクリアランスが狭ければ狭い方が精密で品質が高いです。
そんなパーツ同士の空間が、フィッティングの関係で一部欠けていたので、なんとか工夫してこの切り欠き(青い部分)を復活できるようにしました。
早速ですが、復元しながらデザインし直します。

裏と表からファイバーパテで土手を作って行きます。

そして、左右のスイッチ類のエグリについてもリブを立て、パネル自体の強度をUPさせます。

ファイバーパテで成形が終わったら、ポリパテで化粧してから面出しして塗装し、保護の為クリア塗装を行います。

目に飛び込んでくるカーボン部分のみクリアを塗布します。
パネルの裏まで塗装してます。

はい、完成です。クリアは厚塗りでガンガン行きます。

メーターをセットしてみます。
かなりマシになりました(ピンとが合ってないw)。

そして拗らせる

厚塗りのおかげで、クリアパネルがヌルヌルのピカピカになったので、艶消し黒のボディが妙に安っぽく感じるようになりました。
ここで一考。
KAWASAKI車のフレームに使う塗料で「フレームスパークブラック」と言う色があります。
ほんの少し「白」が入っているブラック=超濃いグレーにまあまあのラメが入っている色です。
シルバーフレークではなく、若干ゴールドも入っていますので「艶消し黒の派手な方」って感じです。
この色に更にフラットベースを更に加えた色を調色し、ZX-10Rのフレーム色に完全に合わせた色→「フレームスパークブラック2」(と今回は呼称します)を作りました。
その色を用いて、メーターパネルのクリア部分以外を全部塗装し直しました。

艶消しブラックのみだと少しだけ艶が出ていましたが、この「フレームスパークブラック2」は完璧なマット塗装ですので、車両に超絶マッチします。
断然コッチです。バッチリ。

FRPで軽量に作ることが出来て大満足です。
しかし、再現性はゼロパーセントなのが痛い所です。

これまでの製作過程をずっと見てくれてた人なら分かると思いますが「よくぞここまで・・・・・」と言った仕上がり。
感無量。思えば遠くに来たもんです。
完全なマット塗装は、ものの形をはっきりと見せますね。

さあ、拘りの(拗らせの)両者が組み合わさり、外観はこれでようやく完璧です。
「手作り感ゼロ」な、純正品の様なメーターパネルが完成しました。
やれやれです。

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