GSX-R1000 クラシックレーサーカスタム⑪

スポンサーリンク
SUZUKI
スポンサーリンク

ディテールUP①

自由自在になる「ワンオフ」だけに許される贅沢。
それは徹底的にディテールに拘る事です。

令和のノッポさんとなり、PP板を魔法の様に変形させながら自在にパーツの一部を作りだします。
3Dプリンタには敵いっこありませんが、私はレトロに高速プロトタイピングで対抗です(笑)。

大きな穴が開いていいるウィンカーホールは、その形を生かしてゆきます。
貼り付けの暗いウィンカーではなく、汎用の物をチョイスできるように、角度を付けた土盛りをして道路に対して垂直な面を作ってゆきます。

前方はカウルと±0で移行し、途中から角度を付けて落ち込む形状へ変更です。
これで幅広く、オーナーの好みの物をチョイスし、取り付けることが可能になります。

このように、かなり角度が付いています。
ヘソ加工と考え方は一緒です。

強度を確保するために、裏からも表からもFRPで補強します。

しっかり足付けを行いアsトンで拭き取ったら、ファイバパテで土台を作ります。

ファイバーパテに衝撃耐性を付与するためにガラスマットを張り付けて完了です。

ディテールUP②

ミラーは今回、ありがちなTYPE2を避け、TYPE1をチョイスする予定。
その方がこのグラマラスなカウルにはすっきりしてよいと判断しました。
シェルは選べても、ボッテリしたステーは変わらないマジカルのミラー。
これをどうにか目立たなくして、スッキリとインストールします。

本来のミラー取り付け穴付近はヒビだらけなのでカット。
きっと設計上の強度が足りていなかったんでしょう。いわゆる「持病」ってやつです。

ここをカットした狙いは、カウルステーに対してストレスなくミラーが取り付けられるようにと言う点と、ミラーのステムやベースが、車両のデザインにマッチしないので隠すことです。

マイナスオフセット値を決定し、PP板で器用に型を作ってゆきます。

角度や深さはすべて現物合わせなのでばっちりです。
ギリギリの深さを狙います。

左右の型を固定します。

ファイバーパテを土盛り。

多少の変形や応力、衝撃に強くするために、タルクに対してかなり繊維量を増やしたファイバーパテを調合して塗り込んでゆきます。

これで大まかな形状は出来ました。
強度的にも問題ないので、あとはポリパテで形状を整えてゆきます。

ミラーが稼働できなくならないような、ギリギリの場所や深さに作りました。
良く、カスタムしてミラーステーを見せたくない人が、カウルの裏からステーを出していますが、これはカウル形状そのものを加工する事で、ステーの存在を消しています。
かなりショートな上に、穴に入り事でスッキリした外観になりレーシーになりましたが、そもそものGSX-R750用のこのカウルが幅広なので、この位置でも後方視界に困ることは全くありません。
実用的なまま、スタイリッシュな形でのインストールに成功しました。

タイトルとURLをコピーしました