GSX-R1000 クラシックレーサーカスタム㉑

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シングルシートカバー プロトタイピング①

シングルシートカバーを作成します。
先に作っておいたプロトタイプを使います。
全体的に丸みを帯びたシートのフォルムが、ここにきて何とも厄介です(笑)。

大まかなサイズ感や、シートキャッチの取り付け位置を記録しておきます。
シングルシートカバーは、プロトタイプ➡プロトタイプ捨て型➡仮モデル➡加工➡マスターモデル➡マスターモデル型➡製品の順で作ります。
パーツ一つにおいて、すべてこの工程です。
車両丸ごとワンオフって大変です。

まっ直ぐな面だけで構成されないのが辛い所。
サイドの成形はまだ分かりやすいですが、TOPのカマボコ上のRはシンメトリに成形するのは困難ですので、大まかに作ってしまってからパテでひたすら追い込むしか方法がありません。
こんな時「3Dプリンターさえあれば」と思ったりしますが、巨額の費用を投じても数工程しかカットできないのであれば、人力で頑張った方がはるかに速く、コスパも良いのが実情です。
画像生成AIで勝手に3Dモデリングしてくれるような・・・・もう一段の、技術的特異点の突破があれば買ってもいいかなと思います。

微修正をしたプロトタイプを外して、何か所かのサイズを図って記録しておきます。
再現性の無い現物合わせのワンオフ作業は、所々でセーブポイントを設ける必要があります。
そうでないと、稀に起こるトラブルに対応できず、最初からやり直しなんてことも珍しくありません。

バラバラにしてしまう前に型紙を取ります。
左右シンメトリである必要があるので、あえて半分しか作りません。
その上で裏返して使います。

シングルシートカバー プロトタイピング②

実車に装着して、シングルシートカバーのハイトを調整します。
こういった細かな部分で手を抜くと、最後の最後に「なんじゃこりゃ」が出来てしまいます。
全てはブーメランとなって自分に返ってくるのです。
気に入らなかったらその場で立ち止まり、何手も前に遡ってやり直す。
スイッチバックで斜面を登るトロッコ列車のように、少しづつ且つ確実に前に進みます。

タンクカバーとの調和を考えて、完全に真っ直ぐにせずに少し前下がりに設定します。
特に正解がある訳ではありませんが、全体のパーツ構成としては80年から90年のレーサーレプリカらしく、それぞれのパーツが、後方に向かって尻上がりに角度が付いていることで、スピード感ある雰囲気を演出することが出来るからです。

型紙を元に捨て型を作ってゆきます。
分厚い2mm厚のPP板を切り出して、バーナーで弱くあぶりながら左右対称なパーツを作ります。
何ともアナログで地味な作業です。

現車合わせしながら、おかしくないか確認です。

天板のRはどうもう上手く再現できないので、諦めてこのまま作ってしまいます。

黒ゲルコートを塗布します。
完全硬化まで時間をおかないと失敗するので、硬化剤の量にかかわらず、半日以上は放置します。

ガラスマットを適当に貼って終了。
捨て型なので、そんなに頑張る必要なし。
ゴールデンタイムを待ってトリミングします。

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