レストモッド!GSX-R1000㉛

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カスタム
GSX-R1000

散々手を焼いたシートカウルも、化粧をすると馬子にも衣裳(笑)。
おむすびのようなテールが、懐かしさを醸し出しています。

GSX-R1000

GSXのロゴはオリジナルにしました。
本来ならばそれぞれのアルファベットがもっと離れているし「X」の文字は太さに差があるのですが、それでは「今風」になりすぎてしまいます(笑)。
古臭くするために色々と弄った結果、スペルを接近させた上で全体的に太くしてあります。
ロゴ全体の雰囲気はボテっとさせつつ、各スペルの水平ラインにストライプを合わせてに跨がせる事でマッチングさせています。

GSX-R1000

製作前に作成したCG映像を、忠実に具現化できました(これは実機の写真です)。
R1000はカスタムマシンの証!GSX-R1100でもなく、GSX-R750でもありません。
これはインジェクションSSの名機 GSX-R1000 K8 である事を誇らしげに語っています。
捻りを入れながら、タイヤに大きく被る様に下に伸びるシートカウルは、GSXのアイコンです。
角張るところは鋭角なエッジを効かせ、それでいて角丸な所は丁寧に丸く処理します。
又、一見平面に見えるサイド部分も、全体としては大きく内側に巻き込んでカーブしており、造詣物として様々な表情を見せてくれます。
往年のGSXクラシックレーサーをイメージしつつも、完全にオリジナル作品となりました。

GSX-R1000

脱着式となったシングルシートカバーも美しく仕上がりました。
角丸仕上げは手作業でしか無理なので、とんでもなく手間がかかります。
手作業でも歪みの無い平面を作るには、特殊なノウハウが必要です。

GSX-R1000

タンクは隠れてしまう部分は塗らずに、簡易に仕上げました。
漆黒の中に浮かび上がる、鮮血の様な赤はとても鮮やかです。
現代SSのインジェクション化の弊害として、例に漏れずこのバイクもラクダのコブの様なタンクであることがモロに分かります。

GSX-R1000

ラクダのコブを、80~90年代の真っ直ぐで水平なガソリンタンクにしてくれるのに、一役買ってくれるのが、このFRPタンクカバーです。
今回はオリジナルで作成せずクレバーウルフの既製品を使用しました。
クレバーウルフの製品には製品の精度に問題があり、特にGSX-R1000 k5~K6、K9~L6のタンクカバーはフィット感が悪く、はっきり言って粗悪(全部実際に買いました)なのですが、このK7K8の物だけはまぐ灰汁で、素晴らしい精度と意匠です。
※裏技として、このK7K8のタンクカバーは、実はK5K6にポン付け可能。

GSX-R1000

このマシンのアイデンティティーでもあるフロントセクションは強烈な個性を放っています。
シュノーケルとか、赤いガチャピンとか言われますが・・・私は嫌いじゃありません(笑)。
少しだけワイドになったナックルガードを彩る、クラシックなラインにロマンを感じます。
SUZUKIのロゴも、ほんの少し太字にしたうえで、普通より少し大きくしました。
この「新しいのに古く見える」と言うちょっとした工夫を、あちこちで効かせます。

GSX-R1000

アッパーへの細やかにチリを合わせたレタリングは、サイドへと完璧な精度でマッチします。
内側+下側に巻き込むカウルに、真っ直ぐのラインを引くのには相当苦労しました。

GSX-R1000

サイドカウルの塗装にはかなり時間がかかりました。
ラインが気に入らず、結局2度も塗る羽目になりました(笑)。
まあ、私が未熟なだけなのかもしれませんが、納得行くまで直すことが出来るのも素人の強みです。
グレーはオリジナルで調色しましたが、これも試作を繰り返してベストな色味を探求しました。
結果的に、ほんの少しだけ「オレンジ色」を加え「暖色系のグレー」を作ることで、赤いオートバイによりマッチする様に作成しました。
塗装修正時の再現性を担保するために、別容器に少し多めに硬化剤抜きで作り置きしておきました(笑)。

作りながらふと、当時GSX-R1100やGSX-R750を峠で駆っていたいた諸先輩方は、一体どんな気持ちで購入を決め、ハンコを押したんだろうかと考えました。
きっとドキドキしながら納車の日を待ち焦がれたでしょうし、こんなカッコイイ車両を手にした時の興奮と言ったら・・・こっちまでドキドキしてしまいます。
学生時代に見たワイルドな先輩方を見て、自分も早く大人になりたいと強く思ったもんです。
あれから35年。歳をとったな・・・・。

GSX-R1000

11月にも入り、さすがに千葉も寒くなってしまったので、塗装もすぐに乾燥しなくなってきました。
修正や、やり直し塗装などにも、乾燥を待っていると時間がかかります。
さっさとトップコートに移りたいのですが、ここで焦ると今までの苦労が水の泡です。
ここから先はじっくりと時間を掛け、慌てず丁寧に仕上げてゆきます。 

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