GSX-R1000 クラシックレーサーカスタム㉞

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手作業でトレース

エアダクトと言う中空品を今回は複製するわけですが、袋状の「割り型」を作る為には型同士の境界線に壁を立てねばらなず、それを実現するにはマスターに沿った3Dライントレースが必須です。
3Dスキャナも、3DCADも、3Dプリンターも無いと言う無い々尽くしな当方ですが、そんな私に残された方法は型取りゲージ一択です。
型取りゲージと言い、レーザー墨出し機と言い、何となく建築現場にありそうな物が増えつつある我がガレージです。

しかしこの型取りゲージは悲しいかな「おおよその形」しか測れませんので、修正が必要です。
大雑把にPP板にカーブを写し取ったら切り出して、そこからは現物合わせになります。

一回では中々上手く行かず、何度も何度も修正しながら合わせてゆきます。
あちらを立てればこちらが立たず・・・まだ隙間が空いてしまいまっています。

切ったり貼ったりで、なんだか酷い事になっていますが、端材で隙間を塞いでは様子を見る・・・・を繰り返し、本来のラインを見つけ出して行きます。

そんな実験を繰り返しながら、何とか正解のラインを導き出します。

うーん・・・・・80点(笑)。
やり直す度に、訳の分からないゴミを大量に作りながら進みます。
根気のいる作業だけに、段々と嫌になって来ますが気力で進めます。
これを全周囲やって・・・・更にもう一個やると思うと・・・・憂鬱です。

PP板の切り出しにも結構コツがあって、道具があると便利です。
裁ちばさみは真っ直ぐな直線を長い距離で一気に切れます。
カーブばさみは、細かい所を丸く切る時に素材を歪めたり引っかからずに切る事が出来ます。
どちらも工作には欠かせないので、切れ味をキープできるように、常に3本位ストックしています。

壁を立てる

分割して一周ぐるりと取り囲むように壁を作りました。
ここまで来るのに何日経過しただろうか・・・・・。
しかし隙間なく完璧に取り囲んでいます。

壁は離型時に抉ってしまう事があるので、薄いと破けてぶっ壊れますので厚くする必要があります。
又、複雑な形状の型に限って密着するため”真空”となり、中々抜けなくなることがあるので、そうならないよう、型の真ん中にわざと空気を入れる穴を開けます。

周囲を囲む壁は、マスターモデルの真ん中を分割しておらず、全体を斜めに横断してます。

横から見ると、こんな感じです。
斜めと言うか、本体の下寄りに横断している感じでしょうか。
でもこれには、とある理由があります。

それはこの耳(ダクトをフレームに固定する穴)の形状に分割ラインに合わせてあるからです。
この薄い耳の部分で2分割になっていないと、成形そのものが出来なくなるのです。

耳のせいで下寄りになってしまった出発点は、トンネル出口までで何とか真ん中に戻しています。

だから斜めにスパッと分割するラインになったという訳です。
さて、とんでもない手間暇と工夫をして、ようやく準備が整いました。
実はいよいよ中空型を作ってゆきます。

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