![タンクカバー](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2022/04/BDF51037-C8D9-4385-8AB9-5B58731D04EB-1024x768.jpg)
塗装の妙
塗装とは面白いもので、とにかく塗ればいいってもんじゃありません。
この見極めや塩梅が難しく、いまだに私は試行錯誤しています。
しかし、ちょっとした部分に「一定のルール」を守って臨むことで、車両全体のセンスをグググっとUPさせることが可能です。
今回は、カラーコードを設定し、一つとてそれに違反するパーツは、取り外すか交換しました。
その法則にのっとって、寒色系の黒・シルバー・白で纏めます。
車両も実車通りキッチリ完成してきましたので、ここからは逆にアレンジを入れて「少し崩し」ます。
こうすることで、車両の持つ雰囲気が一気にUPします。
一回ガチガチに縛ってから、最後に汚す。これでOK。
![フォークボトム](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2022/04/FB98CCCF-CE77-4CFE-AF49-2E431F49E4CB-819x1024.jpg)
ぼんやりしているフォークボトムをシャキッとさせましょう。
少し難しいけど、デザインナイフなどを使って、精密なマスキングをします。
![フォークボトム](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2022/04/5CF20E51-E2B0-40AE-9A26-4B0438C39756-819x1024.jpg)
フォークのボトムを明るいラメの細かいシルバーで吹いてみました。
実はこれ、初代カタナのシルバーです。
![フォークボトム](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_6823-1024x768.jpg)
ミッチャクロンでしっかりと処理してから、裏側までしっかりと塗り込みます。
![フォークボトム](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_6833-768x1024.jpg)
フォークボトムのシルバーがいい感じでアクセントになりました。
![タンクカバー](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_6783-1024x768.jpg)
最近のバイクは「SUZUKI」ではなく、車と同じ「S」マークがついていることが多くなりました。
まあぶっちゃけ”鈴木”って人の苗字ですからね。冷静なって考えたら、かっこいい訳がありません。
Sマークを排除して、カラーコードをフラッグにしてペイントすることにしました。
![タンクカバー](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_6788-1024x768.jpg)
真ん中は今回最も苦しめられた、2コートの艶消しブルーパール。一度黒を塗ってから明るいブルーパールを塗るのですが、さらにマットカラーと言う変態色です。
塗る前、塗ったとき、乾いたときと色が変化するので、乾燥するまでどんな具合に塗れたのか、全くわからない色です。
![タンクカバー](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_6790-1024x768.jpg)
難しい色でしたが「ルール」を設定し、再現性を高める事で、各パーツとの色合わせを実現しました。
![GSX-R1000](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_6798-1024x768.jpg)
左右対称にしっかりとフラッグが入りました。ロゴが無い事で、逆に目を引きます。この辺のセンスに関しては「変化を嫌う方」には理解することはできないでしょうが、そんな人は相手にしてません。
![](https://rideqstudio.com/wp-content/uploads/2022/04/28D82278-682B-4998-AEFD-AD239CA9FDB5-1-1024x1024.jpg)
なんだかんだで拘りまくっています。
辞め時が難しいですw