GSX-R1000 クラシックレーサーカスタム㉙

スポンサーリンク
SUZUKI
スポンサーリンク

面出し修正作業

サフを拭いて面出しします。
平らなところは平らに。
曲がっているところは均一に曲がる様に。
言葉で言う程楽ではありません。

バイクパーツの大変なところは、パーツが細かい上、複雑だからです。
自動車は、広くて大きくて単純な形が多いので、面が出しやすいと言う意味では楽です。

2回目、3回目とパテ盛りと研ぎが入ります。
パテ痩せなども収まり、だんだんとパテも薄くなってゆきます。

あちらを立てればこちらが立たずなんてこともありますが・・・・どちらかを選ぼうとしている時点でそれは妥協だったりするので、終わらなくて当然。
時には最終形態の設定を「最初からやり直す」なんてこともあります。

長時間労働によって生み出された下地に対して、またサフを拭きます。
パテ部分は、サフの吸い込みがちょっと違うので、ゆっくりとじっくりと行います。

乾燥を待って作業を再開します。
しっかしまあ、変なものを作ってしまった。
こんなパーツを、こんな精度で作れるようになってしまった自分に驚いています。

仕上げ造形

苦労の末、ドナーだったカウルに付いていた30年物のステッカー糊の跡も、きれいに消えました。
古いABSカウルにありがちなのですが、ABSに含まれる油分が表面に染み出てきてしまい、削っても削っても塗料などを弾いてしまい、サフですら剥離剤を塗ったようになってしまいます。
経験上、そんな時の正解は無理に削らず、パテで覆うのが一番。
シートサイドの膨らみ部分においては、様々な形のパテへらから制作し、そうした「治具」によって左右均等にブリスターを新たに起こしています。
断面で見たら、カマボコの様な丸いRではなく、ちょっと角張っていることが分かると思います。
これは、1989年型のSP仕様でメーカー呼称はGSX-R400RFKと呼ばれる、GSX-R400Rを参考にしています。

狙い通り、タンクエンドとシングルシートカバーのプレスラインは一直線に繋がります。
目には見えない水平線がそこにあるかのようです。
程よくストレッチされ、幅も広がり、エグリも強調され、唯一無二のシートとなりました。

サイドクオーターパネルとの接続もバッチリです。
パネルの型取りまでして臨んだ甲斐があったと言う物です。

シングルシートカバーもしっかりと造形できました。
経験も増え、かなり高い精度で製品を作ることが出来る様になりました。

怪我の功名で出来上がったタンクカバーも同様です。
ピッタリと自然な仕上がりに、オーナーになる方もきっと満足してくれるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました