RN46J XSR900 CafeRacerカスタム⑩

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嘘の上塗り

1つ目の嘘を本当にするために2つ目の嘘をつく。
そのうち、誰にどこまでどんな嘘をついていたか?わからなくなってゆく。
そんな嘘は、結果的にすぐバレるというのが定説です。
正にこのカウルを見ていると、そんなことを思い出してしまいます。

チン部分はカットの仕方が違ったにせよ、左右で違いすぎ。
純正カバーとタンクカバーの接続代の幅が左右で違うのは、前方へのカウルの開き角度が、微妙に違っているから。
そのせいか、ヘッドライトの下端の左右の空き代も違います。
給油口の開口部は元々センターからズレてオフセットされているので良いとしても、あらゆるところが左右対称に見えません。
現車合わせに奮闘しましたが、これは大失敗です。

StudioQ恒例となりつつある「やり直し(ぶった切り)」が始まりました。
じっくりと検証した結果、左右どちらが正解だったかというと、右でした。
よって今回は右は残して。それに左を合わせる様に直してゆくことにします。
2.5cm程カウルを詰め、全体的に前に出したうえで再接続。
その際に、僅かに手前に絞り角度を付ける事で、すべてが元に戻ると見積りました。
文章にするとたったそれだけの事ですが、やっているとまあ気づかない。
不思議なもんです。

切りながら少しづつ調整しますが、こんなに切ってもまだ合わないって・・・・どゆこと?(笑)。
そして、これがさっきまで平然と付いてたってどゆこと?(笑)。
・・・・・もうこれ以上、あまり深く考えない事にします。

ノーマルのセンタータンクカバーは半分に切られ、こんな風にボルトの位置出し用に残しています。
給油口付近の繊細な造形や「XSR」という浮き文字ロゴなどは、そのままマスターモデルに取り込んでしまおうと言う悪戯を思いつきました。
劇的ビフォアアフターよろしく、超絶カスタムワンオフロケットカウルには、XSR900の面影をしっかりと残してみたいと思います。

インナータンクをしっかり避けながらも、ピッタリに作るのは中々難しい調整になります。
チンが空いてしまう所は形状から仕方ないのですが、インナータンク左右の干渉防止用スポンジには、タンクのエグリがピタリと寄り添い、指一本分の隙間すらありません。
ここはメーカー純正品の様な精度で作りたいので、妥協しません。

タンクのチン側の固定ボルトはこの際無視します。
形状が違い過ぎるし、距離があり過ぎです。
ヘソを作ったとて、かなりデザイン上醜い事になってしまいます。
前方から中間までの6か所で、ガッチリ留まりますので心配してません。

ようやく本来の姿に戻りました。
最初から何も無かったかのように佇む超異形カウル。
ほんと、こいつにゃ手間がかかります。
無垢な好奇心が無ければ、こんなことをするのは世界でも私だけでしょう。

あったらいいな

ここで秘密兵器をご紹介。
カウルのヘソ作りは純正っぽく見せる為には必須スキルですが、丸い穴って中々難しい。
そこで私はホールソーを使っています。

実はこのホールソー「金属用」です。
木工用はのこぎりのような互い違いの歯になっており、切り口がボロボロになります。
そして、木材の様に母材が柔らかくないと切れませんので、ABSなど硬いものには刃が立ちません。

と言う事でより硬い金属に対応できるチップが刃が付いている物を買うという訳。
これだとABSだろうがFRPだろうが、サクサク削ってくれ、一瞬で作業が終わります。
色々試してみましたが、カウルの穴開けは、35MMが一番しっくりきます。

このようにホールソーを使うと10秒ぐらいで簡単に穴が開きます。
穴を開けたい所にドリルを構えて回すだけです。

多少ジャギジャギになるので、穴を開けた後はカッターや棒ヤスリで整えておきます。
必要に応じてベルトサンダーでサッとなぞっておくと尚可です。
ベルサンは旧リョービの電気やすり BY-1031 624951Aを使っていますが、 作業に応じてベルト角度の調整や速度を変速できるので超絶便利。
替え用の10mmベルトもAMAZONで激安なのでランニングコストがとても安くGood!です。

カウルのヘソは、いちいち作ってます(笑)。
でもさすがに手作りは再現性に乏しいので、型を使います。
型となったのはフライパンやホットプレートに使う油引きのキャップ部分。
しっかりと離型剤であるブルーを塗っておいてから黒ゲル>ファイバーパテで抜くと、ヘソに丁度良さそうな凹み=ヘソの完成です。
昔は家具用のゴム足などを使って作っていましたが、樹脂がゴムを食い離れなくなってしまいがち。
ゴムにアルミテープを巻いても型離れが悪く、結局油引きのキャップに落ち着きました。
意外な物が意外な用途に使えることを発見するのは楽しく、地元のホムセンなど、つい意味もなく何時間もウロウロしてしまいます。

ブルーをしっかりと塗り、乾燥させてから黒ゲルを塗って乾燥後にファイバー多めのパテを盛ります。
ポン抜きとも呼ばれるブルーの離型力は強力で、あっという間にポコンと抜けてくれますので、後は洗面所で洗うだけという手軽さです。
FRP工作には、なくてはならない存在です。

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